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【無料】2022年10月31日の米国株相場

開場の日は毎日お届けしている、米国相場解説。
今日もマーケットの動き、経済指標結果と重要動向、明日の予定についてお届けします。

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静観

明日から2日間にわたりFOMCが開催されますが、株式市場はその様子を静観する相場となりました。

主要指数は以下のとおり、小規模の上下を行い、今日の相場を終えました。

S&P500

-0.75%📉 50日移動平均出来高: +11%, 前日比: -4%

S&P500はご覧のとおり、ほぼ横ばいに今日の相場を終えました。

5分足チャート

50日移動平均線を割ることはなく、今日の相場を終えることが出来たことは良い点だったと思います。

明日の相場でも多少マイナスがあったとしても、新しい底打ちが50日移動平均線をサポートラインとなるかどうかが注目されます。

日足チャート

今日の重要指標結果

  • 10月 シカゴ購買部協会景気指数(PMI) 前回: 45.7 予想: 47.7 結果: 45.2

米シカゴ購買部協会が毎月公表する製造業の景況感を示す経済指標。 米イリノイ州・シカゴの購買担当者にアンケート調査を実施し、結果を指数化。 指数が50を超えると景気拡大、50を下回ると景気後退を示していると判断できるものです。

市場予想も前回の結果も下回る結果となりました。決算発表を見ていると、着実に景気は悪くなっている様子が見て取れます。

明日の重要イベント

  • 9月 建設支出 前回: -0.7% 予想: -0.5%

  • 10月 ISM製造業景気指数 前回: 50.9 予想: 50

明日発表される、ISM製造業景気指数も同じく50を目安に、50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退と判断されます。

今回は前回よりも弱く、50のしきい値が予想されています。

コロナ明け後、製造業PMIが50を割り込んだことはありません。しかし、こちらも最近の決算結果を踏まえると、市場予想を下回る可能性もありえると思います。

その場合、株式市場はFRBが積極的な利上げが難しくなることが想定され、上昇機運が高まる可能性があります。しかし、FOMC直前ということもあり、ほぼ市場予想どおりで終えた場合は、無風で終わる可能性もあるでしょう。

今日の決算とパフォーマンス結果

寄り付き前

$ON -9.0%📉 

おむすびchのグループチャットで、決算発表直後にお話をしましたが、市場予想を上回ったものの、これまでの決算結果を踏まえると非常に悪い内容でした。

市場も期待以下の内容に対して、ひどく反応して今日の相場を終えました。

引け後

-4.5%📉

こちらも期待以下の内容でした。アフターマーケットでも強く反応を示しています。

明日予定の決算発表

寄付き前:LLY(イーライリリー)、NEM(ニューモント)、PFE(ファイザー)、UBER(ウーバー)、PSX(フィリップス66)、HRMY(ハーモニーバイオサイエンシーズ)

引け後:AMD(アドバンストマイクロデバイセズ)ABNB(エアビーアンドビー)、CLX(クロラックス)、MTCH(マッチ)、MCK(マケッセン)MDLZ(モンデリーズ)ZI(ズームインフォ)

お知らせ

おむすびchでサポート頂いている方限定に、11月FOMCに向けた相場力学の解説資料をコミュニティにて配布しています。今日の相場展開を踏まえて、昨日の見通し記事をご覧いただけると、より理解が深まると思います。

改めてどのような内容だったのか、11月FOMC後に限定配信を行いますので、予習資料だと認識いただけると幸いです。

内容があまりわからないという方は、10月14日の限定配信を改めてご確認ください。

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