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S環境における強いデッキ

はじめに

 みなさんこんにちは。U_sanです。
 今回は、S環境において個人的に強いと思っているデッキを簡単にまとめておこうと思います。
 プレイ人口が非常に少ないことが原因で、あまり環境が煮詰まっていない(それどころか、まだまだ発展途上だと感じています。)ため、参考程度に見ていただけると幸いです。
 もちろん、今後もっと多くの方とプレイしていく中で私の意見が変わっていく可能性があることもご了承ください。
 また、ここで挙げられなかったデッキが弱いデッキだと宣言するものではないことについてもご理解ください。

強さの定義

 これは非常に難しい問題です。特に、シングル戦なのかマッチ戦なのかで大きく評価が変わるデッキも多く、また、ある一定の展開力を持ったデッキであればシングル戦で勝ち抜けてしまうという事態も起こり得るからです。
 リリース以降高い人気を誇っているMD(遊戯王 マスターデュエル)においてシングル戦が採用されていることもあり、マッチ戦で遊ばない方も一定数いるのではないかと思います。
 そこで、本記事では以下の基準を設けて解説していきたいと思います。

①デッキの動きに安定感があること

 強いデッキの要件の一つに、動きの再現性が高いことがあります。これは多くの人にとって直感的に理解しやすいと思います。
 10回戦って1回しか強い動きができないデッキと、10回とも強い動きができるデッキなら、もちろん後者のほうが強そうですよね。

②ある程度のライフカット能力を持つこと

 遊戯王には特殊勝利(エクゾディアやデッキ破壊など)を狙ったデッキも存在しますが,ここではモンスターによる攻撃で相手のライフポイントを0にするデッキについて考えます。
 そのため、相手のカードに対処しつつライフカットを行う必要があります。

③マッチ戦でも勝ち切れるポテンシャルがあること

 これは筆者の好みの問題なのですが、マッチ戦になることでゲームの複雑性が増して面白くなると考えています。
 デッキ自体の相性についてもサイドボードで調整できるようになるのがとてもいい点だと思います。

強いデッキ

 さて、そろそろ本題に入りましょう。
 重ね重ねになりますが、個人の主観的評価に基づいているので、ここで挙げなかったデッキが弱いデッキだと言いたいわけではないことを強調させてください。

BF(ブラックフェザー)

 S環境のレギュレーションで唯一規制緩和を受けているテーマがBFです。具体的には、「BF-月影のカルート」,「ゴッドバードアタック」が無制限カードに指定されています。

  2011年03月01日適用の「リミットレギュレーション」では、「BF-月影のカルート」が制限カード,「ゴッドバードアタック」が準制限カードに指定されていることもあり、大きなアドバンテージがあると言えます。
 BFといえば「旋風BF」と「墓地BF」の二大巨頭のイメージがあり、いずれも強力なデッキであることは言うまでもありません。

 「旋風BF」は「BF-蒼炎のシュラ」の効果によって、他のモンスターを特殊召喚する動きが狙いやすくなっただけでなく、「BF-極北のブリザード」の効果によって規制緩和されている「ゴヨウ・ガーディアン」のシンクロ召喚が狙える点も非常に評価が高いです。
 また、「EXTRA PACK Volume 4」で来日した「旋風のボルテクス」が利用できる点もわずかながら強化といえるかもしれません。

 「墓地BF」は「ゴッドバードアタック」によって相手のフィールドのカードを破壊し、「BF-大旆のヴァーユ」の効果によって、シンクロの「BF」モンスターを特殊召喚して一気にライフを削る動きが強力です。「BF-大旆のヴァーユ」の効果は、事実上「王宮の弾圧」に無効化されない点も覚えておいて損はないでしょう。 

カラクリ

 「カラクリ」はS環境においては大幅な弱体化を受けています。具体的には、「メカザウルス」の禁止です。「カラクリ」における最も強力なカードは「カラクリ大将軍 無零怒”」であり、レベル3のチューナー+「簡易融合」からシンクロ召喚する動きが不可能となっています。
 
 とはいえ、「借カラクリ蔵」・「カラクリ商人 壱七七」によるサーチに加え、「カラクリ解体新書」によるドローは健在で、更に「カラクリ無双 八壱八」の追加で若干の強化を受けていることから、非常に強力なデッキであることは間違いありません。
 また、「ナチュル・ビースト」・「ナチュル・パルキオン」・「ナチュル・ランドオルス」のシンクロ召喚が可能で、状況に合わせた妨害を用意できる点も非常に強力です。

 「カエル帝」・「ジェネクス帝」の2デッキが強力です。基本的には毎ターンフィールドに蘇生できる「黄泉ガエル」をリリース要因として、「邪帝ガイウス」・「風帝ライザー」などの上級「帝」モンスターをアドバンス召喚するデッキです。

 「ジェネクス・ウンディーネ」によって、手札を失わずに「黄泉ガエル」を墓地に送ることができる点や、「フィッシュボーグ・ガンナー」との組み合わせで「フォーミュラ・シンクロン」によるドローが狙いやすい点も高評価です。

 「レアル・ジェネクス・クロキシアン」によるコントロール奪取が強力なのはもちろんのこと、前述の「フォーミュラ・シンクロン」と「邪帝ガイウス」でレベル8のシンクロ召喚を行えるため、コントロール寄りのデッキとして強力です。

HERO

 「HEROビート」・「デブリHERO」・「光デュアル」・「アライブHERO」など、様々な型が存在しますが、いずれも強力なデッキと言えるでしょう。
 ランク4のエクシーズを狙う動きこそできないものの、「ミラクル・フュ―ジョン」によって手札消費無しで融合召喚を可能としている点が高く評価できます。
 
 「E・HERO アナザー・ネオス」の攻撃力1900も魅力的なうえ、「デュアルスパーク」や「ヒーロー・ブラスト」によるアドバンテージの獲得で盤面の優位性を維持する動きも強力です。


ジャンド

 いわゆる「ジャンクドッペル」と呼ばれるデッキです。ただし、実際に「ジャンク・シンクロン」と「ドッペル・ウォリアー」が3枚ずつ採用されているパターンは稀で、1~2枚採用がほとんどな気がします。命名の不思議ですね。
 なお、「レベル・スティーラー」の禁止でダメージを受けていることは言うまでもありません。

 初動になるカードの多さが安定感に直結していますし、「ジャンク・シンクロン」と「ドッペル・ウォリアー」のコンボに加え、墓地から自身の効果で特殊召喚できる「グローアップ・バルブ」や「スポーア」を絡めた展開が強力で、「TG・ハイパーライブラリアン」や「フォーミュラ・シンクロン」によるドローも相まってコンボ系デッキとしては非常に安定した展開力を誇っています。

 墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外して特殊召喚できる「カオス・ソーサラー」を無理なく採用できるのも高評価です。

六武衆

 「六武の門」と「六武衆の荒行」の2枚が禁止カードに指定され、弱体化しています。しかし、「真六武衆-カゲキ」・「六武衆の影武者」のコンボは健在なので、を1ターンでシンクロ召喚可能です。

 「真六武衆-シエン」が非常に強力であることは疑いようがなく、「六武衆の荒行」を採用しない型でも十分に戦えるポテンシャルはあると思います。 

終わりに

 ここまでいくつかのデッキを紹介してきましたが、ここに挙げたデッキ以外にも強力なデッキはたくさんあります。

 また、強さだけでなく「面白さ」という別の視点でデッキを考えてみると、全く違うデッキも見えてくることと思います。

 つたない文章でしたが、皆様のS環境ライフに少しでも寄与できれば幸いです。
 「スキ」や「フォロー」をしていただけると大変はげみになります。

 それでは、よき遊戯王ライフを。
 また次の記事まで、さようなら。


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