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誰でも簡単!上手に絵を描くための3つのステップ

■長い前置き

まず、質問したいのですが、絵は得意ですか?

人には得手不得手があり、自分にも苦手なことは多くあります。人とコミュニケーションを取ったり、文章を書いたりするのはあまり得意ではありません。それだけに、絵も得意な人と苦手な人がいて当然なのですが、『描けるのに描けないと思い込んでいる人』は意外と多いんじゃないかなと思います。

絵の世界には正解もありません。ただ、日本で生きていると小さい間から絵にも点数がつけられ、上手い下手という評価をされます。さらに、イラストや漫画に関しては「ジャンプで連載してアニメ化している作品を描ける人が上手い、それ以外はゴミ」みたいな評価をする人も少なくありません。勝手に人の絵を見てそんな評価をしてバカにして嘲笑う。そんなことされたら、どんなに絵が好きでも苦手意識が生まれるものだと思います。ちなみに、これは自分の実体験です。それで何回か筆を折っているのですが、それでも描きたいと思う気持ちが勝ったのか何なのか、いまもペンタブだけが友達です。

さて、ここで重要となるのが、自分のことをバカにして嘲笑った人は『絵を全く描かない人』ということです。絵を描く人は、絵を描くためにどれだけ時間や努力が必要かを知っています。しかし、知らない人からすれば、絵はさらさらと描けるものと考えてしまうようです。

勿論、驚くほどのセンスを持った人というのも多く存在します。ただ、彗星の如く登場し、人々の心を魅力していく人の全てが、センスだけで絵を描いているかといえばそうではありません。本当に初めて筆を握り描いた絵が評価される人もいますが、人前で発表するまでに何年も時間をかけて絵の練習を続けてきた人もいます。さらに、センスがある人であっても、そのセンスを磨くために世の中のあらゆる物を見て、インプットしてきています。絵というのは、頭の中で考えて描くものというイメージを持つ人もいますが、ゼロから何かを生み出すことは容易ではありません。さらに、全くゼロから描こうとするとリアリティがなくなってしまいます。さらっと描ける人は、それだけ多くの物を見て、興味を持ち、その構造や質感を理解し、それを絵という形にアウトプットできる人ということになります。

こうした工程は、絵を描かない人からすればどうでもいいことです。絵を描かない人は、こうした工程の有無は全く関係なく、その絵が人気かどうか、お金になるかどうかなどの基準で判断し、簡単に人の心を打ち砕きます。ただ、違う場所に出れば、その評価が一転することもあるものです。

絵は、上手い下手で評価されることがありますが、基本的にどうでもいいことだと思います。描いていて楽しい、少しでも好きという気持ちがあれば、描いてみることがおすすめです。それにより、絵が得意になれる可能性が生まれます。

絵が上手くなるステップ■1. 描いてみる

当たり前ですが、絵が上手くなるためには、描くことが何よりも大切です。

どうせ下手だからと、全く描かずにいれば、いつまで経っても絵は上手くなりません。何故描くことが大事かといえば、実際に形にすることで自分の欠点が見えてくるからです。

例えば、サイコロを描く場合

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描いてみる→疑問に思う→挑戦する という繰り返しをしていけば、徐々に絵が描けるようになっていくのです!こうした疑問は、実際に描いてみないと分からないことです。

サイコロに限らず、実際に絵を描いてみると、物の構造などに対し疑問を持ち観察をする癖がつくと思います。これまでとは違う物の見方をすれば、日々目にするものが絵を描く際の糧となり、脳内に蓄積されていきます。後は、それを紙に描きだすだけ。

一つの対象を繰り返し描いていれば、途中工程をぶっ飛ばせるようになります。サイコロとか簡単な図形であれば、色が付いた形状まで脳内で構成し描きだせるようになると思います。

そのため、まずはどんな題材でも良いので、描いてみるところから始めることがおすすめです。

絵が上手くなるステップ■1. 公開してみる

自問自答をすることで、絵のスキルアップを図れます。しかし、自分の中で完結していたのでは、どれだけ経っても胃の中の蛙です。

絵が上手いから美大も楽勝だと思っていた人が、予備校に行ってみると周りのレベルの高さに打ちのめされるというのは、よくある話です。打ちのめされた瞬間はとても辛いものですが、上手い人に囲まれると、そこから向上心が生まれることも多いものです。そのため、絵を描いたらそこで完結するのではなく、SNSなどで公開してみることがおすすめです。

SNSで公開するメリットは、自分の絵を客観的に見れることです。公開をすれば、自然と周りの人の絵との違いが見え、そこから反省点や次の課題が生まれてきます。さらに、リアクションがあればその反応が活力となることもあります。

SNSで公開すると、絵をバカにされ、やる気を削がれるのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、SNSよりリアルの世界の方が辛辣です。友人や知り合いに絵を見せた場合、相手が反応の困っている姿を目の当たりにしたり、何か言わなければと困った末に批判ポイントばかり並べられたり、心にもないお世辞を言わせたりすることは少なくありません。それに対し、SNSは興味を持って貰えれば反応をして貰える反面、興味がなければそのままスルーです。スルーの方が辛いと考える人もいますが、辛辣な意見で凹みたくないのであれば、SNSの活用がおすすめです。

絵が上手くなるステップ■1.目標を立ててみる

絵やイラストといっても、そのテイストや表現する内容は人によって様々です。どんなジャンルが向いているか、テイストが合っているかは実際に絵を描いてみるまで分からないものです。

紙が真っ白な状態で、「○○先生のような絵を描きたい!」と絵を描き始めても上手くいかず、そのことが原因で挫折をしてしまうというのは珍しいことではありません。それに対し、実際に絵を描いてみたり、ツールに触れてみたりした後であれば、水彩塗りを極めたい、厚塗りに挑戦したいなど達成可能な具体的な目標を立てやすくなります。目標を達成し、そこに向かって邁進すれば、そこから自分なりの個性が生まれることになります。誰にも負けない技術を身につければ、絵が得意と自信を持って言えるようになるでしょう。

絵が上手くなるコツは、模写と言われることもあります。勿論、模写も絵の上達のために有効な方法の一つですが、模写が役に立つかどうかは、絵を描く人の意識次第です。構図や線など一つ一つの意味を考えながら模写をしていけば勉強になりますが、漠然と絵をうつすだけでは大して意味がありません。絵が上手くなりたいと思うのであれば、いきなり模写を始めるのではなく、自分の絵について考える機会を作っておく方が良いでしょう。実際に自分で絵を描いてみて、その上で模写をしてみるという形を取れば、模写によって画力向上を目指すことが可能です。

■まとめ

ネットが発達する前は、不特定多数の人に絵を公開するためには、雑誌に投稿し掲載を勝ち取る必要があるなど、大変なことも多いものでした。しかし、今ではネットを使って手軽にリアルタイムで絵を公開することができるようになっています。

絵が上手くなりたいのであれば、SNSなどを活用し、自分の絵と向き合っていくと良いでしょう。


という話を、本当に絵が上手い人がすれば説得力もあるのでしょうが、最近の自分はパンダ三昧です。

ちなみに、タイトルのところの絵はこんな感じです。

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ふぅ。

とりあえず、デッサンがどうの、技術がどうのいう前に、まず描いてみることがおすすめだよ、ってお話でした。

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