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■本音の続き。 ミナコは、 ユリの瞳の端っこに光るひとつぶを見るなり、 「そんなことないよ…
■本音。 「…それって、35歳までの話よ。」 ユリは、ふっと、息を漏らしたあと、 すぐ…
■彼女 「結果的に別れた彼のこと、 嫌いじゃなかったし、 むしろ、大好きだった。 こ…
■知らない。 「ミナコに、おめでとうって言ってもらえて、嬉しい」 しばしの沈黙のあと、…
■…結婚? 「あのね、ミナコ、 私、 実は、 結婚することにしたの。」 ユリは、そ…
■告白。 ネイリストのユリにネイルを施してもらった後は 定例の食事会。 今夜は、タイ…
■贅沢な時間。 「ごめんね~、ミナコ、 わたし、LINEの返事、 送ったつもりになってた~ …でね、 おととい、ミナコからの予約メッセージが 届いたのを見て、 そのとき気付いたの~ もう、ほんっとうにごめん!」 ユリは、ミナコがネイルサロンに入ってくるなり 入り口にある、 カウンターの向こう側から、 ミナコの方に急ぎ足でかけより、 顔の前で両手を合わせ、 ちょっと大げさに、頭を下げた。
■葉書と、ネイル。 月曜日の朝、 ミナコは、 マンションを出て、駅へ行く途中に設置…
■印象。 御「出席」させていただきます。 どうぞよろしくお願いします。 青木ミナコ …
■私は、私。 同窓会の案内は、 今までも、時々、来ていたけれど、 なんやかんや仕…
■静かな夕食。 ユリと食事をしたあの夜、 同窓会の案内が届いた日から 一週間が経った。 …
■17年。 高校の同窓会の案内状が届いた翌日、 ミナコはいつものように、いつもの電車…
■葉書 月がすっかり西に沈み、 街灯の明るさで、星のあかりも消された頃、 ミナコは自宅…
■記憶のペイジ。 女性の私から見ても、ユリは可愛い。 それも、幼稚な可愛らしさじゃなくて、 なんというか、 こう、ちゃんと大人なんだけど、 ちょっとした仕草とか、 ふとした表情とか、 まなざしとか、 人に可愛くみられたい とか、 そういう、したたかな計算じゃなく 自然の可愛らしさ。 それなりにしっかりもしててるけど、 いい感じで抜けてもいる。 このバランスが絶妙で、 愛さずにはいられないというか、 自然と誰からも愛されて