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薔薇騎士団で挑む、熱砂の黒騎士 【理解するともっと楽しい ユニコーンオーバーロード:14】

4人編成が組めるようになると、編成の自由度が上がるとともに、どういうキャラの組み合わせ方がいいのか迷うことが増えてくる。

3人編成であれば、前衛と、それに相性のいい回復役、残りは火力役、という組み立て方を過去の記事でも紹介した。そこにさらに1人追加する場合、単純に火力役を増やすだけでなく、部隊全体の火力や耐久力を増やすような支援キャラを入れることも多い。いろいろと組み替えていると、よくわからなくなって迷走しがちだ(筆者はそう)。

そこで今回は「薔薇騎士団で組むとしたら」というコンセプトをスタートに編成を考えてみる。薔薇騎士団とは、ストーリー上の設定で、バージニアと、フラウ、ミリアム、キトラの4人である。

本記事では、前半で薔薇騎士団編成の考え方を紹介し、実際にステージで使ってみた例として、サブクエスト「S14:熱砂の黒騎士」の攻略を取り上げる。


なぜ薔薇騎士団がいいの?

薔薇騎士団がストーリー上でしっかり扱われるのは、サブクエスト「S13:岩山に薔薇よ咲け」で、これはもう少しだけ先。ただ、構成メンバー自体はサブクエスト「L40:ミア関所解放戦」後に全員揃うので、特にストーリーを知っている2周目とかの人なら、早々に組んでみたくもなるだろう。

今回、薔薇騎士団編成を取り上げた理由は、ストーリーの設定再現で楽しいからというのもあるが、制約を設けることで編成を考える練習にもなるからである。何もかも自由なよりは考えやすい。

薔薇騎士団は「組ませるだけで超強い」とは言わないが、無難に機能しやすい組み合わせではある。たぶん開発側が考えてそうしているのだろう。

もちろん、これは「薔薇騎士団でないと絶対ダメ」みたいな話ではなく、あくまで編成を考えるための出発点としての例である。メンバーを入れ替えてアレンジしたり、最終的に全然違う編成になっても、それはそれでよい。好きに楽しもう。

なお、薔薇騎士団を組む際は、ミリアムはLv.10以上にしておくといい。ミリアムが「ラインヒール」を使えるようになるのがレベル10だからだ。ミリアム以外のメンバーは、他人を回復するスキルを持たない。そのためミリアムがラインヒールをまだ使えないレベルで薔薇騎士団を組むと、回復の機会が少なくて使いにくいところがある。ミリアムにエイドキットを装備させて回復役にすることはできるが、エイドキットは単体が対象なので、列回復できるラインヒールがあると安心である。

メンバーの配置と装備

薔薇騎士団で編成を組む場合、前衛はバージニア1人か、バージニアとミリアムのペアになるだろう。

フラウを前衛にする場合もあるが、その場合フラウのアクセサリーは回避強化を優先させることが多く、火力を犠牲にする形になりやすい。他のメンバーは、火力を出せるものの相手を選ぶところがあるので、全体として火力不足になることがある。今回は、フラウはキトラとあわせ後衛で考える。

バージニアは壁役となるが、自身の攻撃をガードして耐えるだけでなく、フラウ(飛行)に対するハンターやソードマン、ミリアム(騎馬)に対する飛行系のような、「明確に苦手なクラスからの手痛い攻撃」を防ぐ(庇う)役割を担わせたいことも多い。ただ残念ながらバージニアは、庇う系のスキルを持っていない。ここがポイントになる。

そこで従騎士の盾を装備すると、庇う系のスキルが使えるようになる。庇う必要のないキャラが後衛なら他の盾でもよいが、薔薇騎士団で組ませるなら、従騎士の盾は活躍する。

あとはこのスキルを必要な時に使えるよう、なるべくPPを増やしたいので、PP付きの盾(青薔薇の盾など)を2枚目として装備する、と考える。これでバージニアの装備は決まってくるだろう。

フラウは後列に配置し火力優先のアクセサリーにするとして、他の味方でさらに火力を補助したい場合は、自身のPPを使ってフラウを強化するようなアクセサリーをキトラに装備させる、というアプローチがある。たとえば「踊り子の腕輪」のようなアクセサリーである。このあたりの考え方は別記事「スキル付きアクセサリーの使い方」にまとめているので参考にしてほしい。

補助役にキトラを選んだのは、ミリアムは回復役だから回復にPPを使わせたいというのと、キトラのパッシブスキルが現状そこまで重要ではないと判断したからである。

ミリアムの装備は、火力補助として普通に強い武器を装備する以外では、その魔法攻撃力を生かすべくルーンソードを持たせる、あるいは、回復系の武器・盾とエイドキットにする、といった選択肢があるだろう。

ミリアムの配置も選択肢がある。後列に配置して前衛のバージニアを回復する以外に、列回復であるラインヒールを生かして、前衛配置して自身とバージニアを回復対象にすることも考えられる。特に薔薇騎士団編成では、戦闘予測が良くなかった場合に、バージニア、ミリアム、フラウの配置をガチャガチャと入れ替えてしのぐ、といったことも可能なのが面白い。

このように薔薇騎士団を編成して、いくつかのクエストで使ってみたが、前線で安定した戦力になってくれた。あとはステージによって、あるいは好みでメンバーを入れ替えていってもいい。

「熱砂の黒騎士」の編成

実践例として、薔薇騎士団を出撃させたサブクエスト「S14:熱砂の黒騎士」を紹介する。他の部隊は以下のように組んだ。

  • 前衛: ヴァージニア 後衛: ミリアム&キトラ&フラウ

  • 前衛: ベレンガリア 後衛: クロエ&トラヴィス&オクリース

  • 前衛: 雇用グリフォンナイト 後衛: ロザリンデ&オーシュ&オーバン

  • 前衛: ブルーノ 後衛: セルヴィ&プリム&マゼラン

  • 前衛: アレイン 後衛: スカーレット&ロザリンデ&ロルフ

  • 前衛: ジョセフ 後衛: クライブ&ヤーナ&アデル

「熱砂の黒騎士」クリア直後の編成

砂漠は移動速度が落ちてしまうため、道なりに進みたいところだが、敵拠点の配置を考えるとそうもいかない。筆者の現状だと、飛行キャラは3人(オクリース、フラウ、雇用グリフォンナイト)なので、それぞれをリーダーにした部隊を進軍部隊とする。

一方で、ワイバーンナイトを中心とした部隊が拠点に攻め込んでくるので、駐留して守る部隊も必要である。本拠地と、北の拠点用の2部隊を用意。こちらは移動しないので、飛行キャラは不要。敵部隊を倒し切る火力よりも、連戦でも崩壊しない守備力を重視して編成する。

これらとは別に、騎馬リーダーで1部隊用意する。このステージは見張り台のハンターを封じておかないと被ダメージがかさむので、機動力を生かしてサッとハンターを撃破して帰ってくる部隊である。

「熱砂の黒騎士」の攻略手順

ステージが始まったら、最速でジョセフ隊を出撃させて、南の見張り台にいるハンターを潰しに行く。ハンターを倒したら、ジョセフ隊は本拠地に戻す。

見張り台は道のすぐ脇なので、騎馬なら高速襲撃が可能

フラウ隊は、見張り台の脅威がなくなったタイミングで接敵できるよう、ジョセフ隊と同時に出撃し、東の拠点を落としに行く。拠点を押さえたら、本拠地から出撃させたオクリース隊と歩調を合わせながら北の拠点に向かう。

本拠地には続々と敵がやってくるので、迎撃用のマゼラン隊を出して応戦。ローザ隊は必要ならサポート。敵の侵攻が一息ついたら、雇用グリフォンナイト隊はローザ隊とともに南の拠点に向かう。

このステージはスタミナが枯渇しがちだが、定期的にワイバーンナイトなどがやってくるので、安全に休息できる場所が少ない。2部隊セットで進軍して、片方が休息中はもう片方が守るような形にしたいところ。ただし、南に進軍させた部隊は、相方がローザ隊で対応が困難。特に注意が必要だ。

南北の拠点を制圧したら、中央の野営地に集まってキャンプ。北の拠点にはアレイン隊を駐留させておく。

特にワイバーンナイトがすり抜けて拠点を襲いがち

後半は道なりにまとまって進軍し、スタミナに気をつけながら交代で敵を撃破していく。

敵本拠地前は難所。見張り台が2つあって厄介なので、筆者はまず南側を叩いた。ファストエールをかけたジョセフ隊を突撃させ、追ってくるワイバーンナイトをギリギリでかわして帰ってこさせる。

帰ってきたジョセフ隊を今度は北の拠点前まで進め、ワイルドラッシュで見張り台に突っ込む。

あるいは画像のように、南側の見張り台はスモークボルトで封じるのもアリ

この間、ほかの部隊は無理せず休憩地付近に留まっていればOKだが、そこを目がけてハンターがアローレインを打ってきたり、ワイバーンナイトがドラグーンダイブしてきたりする場合がある。喰らうと複数の部隊が半壊してしまうので、いったん保険のセーブをしておくと安心(めちゃくちゃやり直した)。

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