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第1期ゆうなだリーグ第1節B卓 初陣です!

(この記事は3090字、約6分で読めます)

こんにちは、夕灘ゆうなだです。

ついに始まりました、私主催のゆうなだリーグ
12人で8節を闘っていきます!目指せ上位4位=決勝進出!
ゆうなだリーグについてはこちら。

今回のメンツ

第1節B卓のメンツは私と以下の3名。
・べい
・清原
・Ashley#

簡単に3人を紹介しましょう!

・べい
夢道場札幌店の練習会【夢ナイト】に不定期に現れては、その抜群のバランスとブレない判断力で安定してトップを連取する。ビシッと鋭い打牌をするが喋るとにこやかで親切な方。暴牌しているところもヒヨりすぎているところも見たことがない。鳴き判断も王道。欲を搔いたりうまぶれば、キッチリそこで差をつけてくる打ち手。条件戦の経験が少ないかも知れないので、終盤が唯一の弱点か?

・清原
身内リーグ【応物リーグ】を第一期から第五期まで皆勤し、決勝進出4回、更には第一期・第二期の優勝者。家族麻雀しか経験のない彼であったが、その熟練ぶりは打荘数の多さを感じさせる。13枚麻雀により安定した守備、低い副露率に加え、手役を逃さない高打点な打ち筋は若さに見合わぬ門前高打点型。第一期応物リーグレギュラーシーズンでは20戦11トップという驚異の成績を残す。5巡目リーチ・パッツモ30-60を片手では数えきれないほど繰り返し、その理不尽な出和了り方から『清原組組長』と揶揄される。おとなしい河から繰り出される回避不能の早く高いロンは彼の必殺技『黒塗りの高級車』。私もよく轢かれる。その古い麻雀ながらも卓越した待ち選択で、他家との捲り合いを連勝する様からついた二つ名は『名人』。まだ顔を出して日の浅い夢道場札幌店では、清原の名に先行して名人というフレーズだけがどんどん知れ渡っている。札幌開催最後となった第五期応物リーグでは、決勝の最終戦オーラス、優勝目前の私に3位争いをしていた清原名人の『黒塗りの高級車』が炸裂。字牌4枚と4mしか切っていない河でダマ12000を和了り、私は優勝を逃した。一生許さない。奥義は「そぁ~れだぁ~~!」という発声で倒牌する6巡目ダマ国士。弱点は「両面固定するか悩んでいる時」「七対子聴牌の待ち牌選択」「オリるか粘って押すか悩んでる時」に、ツモ牌をクルクル回して長考するクセが、あまりにもわかりやすいこと。世界一ピュアな男。

・Ashley#
幅広く各地に出没する麻雀愛好家。統計的な期待値をあまり追及せず、心理戦や局面に合わせた柔軟な麻雀を打つ独特な打ち手。ダマ、ブラフ鳴きを駆使し、他家動向を見た判断、他家を自在に操るスキルに長ける。その引き出しの使いどころは精度が高く、統計的に損な選択を敢えて繰り返しながらも、どこへ行っても高い成績を残している。警戒してもせずとも他家三人を狂わせる猛毒使い。麻雀スクールアエル主催【奏リーグ】チームpono所属。

1回戦

開局からリーチと流局を繰り返し、東場で出た和了はわずか1回。南3局、全員が±4000点に収まる小場で、親のべいの4000オールが炸裂!続けて2100オール、私から6400と和了しトップを独走。清原から8900を仕留めた私は、オーラス僅差の2着争いをしているAshley#からダマ2600の和了りを決め終局。

2回戦

南3局に7p2枚切れの中、下図の聴牌にて3s切り変化待ちの聴牌を入れる。

聴牌打牌の3sをチーしたAshley#は索子の清一色。加えてべいの攻めも入り窮地に立たされるが、私は絶好のラス7pをツモり、ツモ一盃口ドラドラ赤の4000オール。大トップ目に躍り出る。

しかしオーラス、ラス回避を図るべいとトップ確定に走る私の副露に挟まれた親の2着目Ashley#は、早くおとなしい河から123三色が確定しているダマ平和12000をデバサイの私からロン和了。トップを奪取した。

3回戦

ラス、ラスと来ていた清原が挽回の満貫ツモで先行する。しかし私も和了りを重ね、清原を追い抜き35000持ちトップ目で南入。南1局、發をポンしていた清原は8巡目にr5sをツモ切り。役牌を仕掛け1500の1向聴だった私は、456sの面子のところに7sを持ってくる。今後のスライドを考えると4sを切りたいところだが、瞬間14sの放銃の可能性があると踏んだ私は7sをツモ切り。これが清原の發トイトイ赤17sシャボ待ち8000に捕まり転落。続いてAshley#も和了りを重ね、トップ争いをする清原・Ashley#、3着争いをするべい・私の構図になる。

南3局、ドラ4m、点棒はおおよそ、下から私11000、親のべい14700、Ashley#30000。8巡目、私は以下の手格好。

2600の和了りはラスのままオーラス以降、10-20なら僥倖だがどうしてもドラドラを見たい。場に5679s6789pはほぼ生牌だが、8sのみ2枚切れ。
もしヘッドレス0暗刻の以下のような形の場合、殆どのケースで麻雀AI NAGAは8s切りを推奨している。


脱線するが、ここで、ご存知でない方の為に、8s切りが優位とされる理由を説明しましょう。
ざっと有効牌の確率を見てみます。
この14枚の1向聴の段階で、56789s6789pの31枚が有効牌です。
聴牌する場合、縦引きは9.6%、横引きは12.9%となります。

縦引きの合計48%の内、r5sか8sを1向聴の時に切っているので、切った牌の縦引きは裏目となります。38.2%で縦引きの聴牌、9.6%で裏目のノーテンです。
また、25.8%の確率で69pを引きます。

打r5sとしていた場合、
裏目となるのは56s69pツモです。r5sを切って78sどちらかの単騎聴牌は裏目と言えるでしょうから。この確率は45%です。

打8sとしていた場合、
裏目となるのは89s78pツモです。筒子がヘッドとなった場合、赤を使っての嵌6s聴牌を裏目とします。この確率は41.7%です。

逆に言えば、打r5sにした方が結果的に得となる聴牌は41.7%、打8sとした方が結果的に得となる聴牌は45%とも言えます。加えて、打点の面で「打8sとした方が結果的に得となる聴牌」は優れるので、期待値の大きくなります。

以上の理由から、「0暗刻ヘッドレスr578+両面」の形は8切りが得となります。尚、例外は、r5を使わずとも満貫になる場合です。


しかし再掲するが、今回は1暗刻含みの形だ。

ミソは「単騎聴牌にほぼならない」ことだろう。
8sを切った方が得となる聴牌が56sの22.5%しかないのである。

しかし前述の通り2600の脇からの和了りはラスのままオーラスを迎えることとなり、あまり気乗りしない。
加えて8sは2枚切れで、8sを早くに切っている清原の手が進んでいた。

以上を総合して8sとしたが、今思えばこれが敗着の一打だった。
実戦ではこの後9pツモの嵌6sリーチを敢行するも、べいに9sを切られ、自分も9sをツモり、和了り逃した格好で2人聴牌の流局となってしまった。

今回の1向聴だが、打r5sとしていれば横引き51.6%で平和がついて打点は3900とクリアしていたし、もし縦引き聴牌でリーチドラ1の2600となっても、ツモ専で脇から見逃す選択肢もあった(実際に得かはさておき)。
問題はこれらの思考がなく8sを切ったところにある。

この後着順が変わることなく終局を迎えた。

第1節B卓の結果

最終結果はこちら!

トップとラスの散らばりから、わりと平ためで終了となりました。
私個人はわずかにマイナスのスタートですが、ここから7回以上(=平均以上)のトップを取って決勝戦を目指します!

次のC卓は5/28(日)開催予定です。

(了)


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