【ライブメモ】NELN One-man Live「PAUSE」(2023/07/14)
◆概要
「NELN」ワンマンライブ
無期限活動休止前のラストライブ
・公演名
NELN One-man Live「PAUSE」
・日時
2023年7月14日(金)
開場 18:15/開演 19:00
・会場
池袋 harevutai
◆所感
「FOUR SHOTS」(2023/07/06)以来。
「NELN」無期限活動休止前、ラストライブ。
2020年4月の初MV公開から、3年3ヶ月。
同年8月の初ライブから、2年11ヶ月。
そこから今までの集大成となるステージ。
端的にいえば「最高にNELNらしい」ライブだった。
それ以上でもそれ以下でもなかった。
そのことが嬉しくて、救われた。
最後だからと、全曲披露することもなく。
最後だからと、MCで長尺を取って感想を話すわけでもなく。
最後だからと、ダブルアンコールがあるわけでもなく。
いつも通り、真っ直ぐなパフォーマンスを披露するステージ。
いつも通り、各々のスタイルで楽しむフロア。
これまでずっと観てきた光景がそこにあった。
ラストライブなりの特別な感情は双方にあったと思うけど、その土台が崩れることはなかった。
最後までセルフディレクションな現場。
自身が思っている「NELNらしいライブ」がそこにはあった。
公演前は「最後だし映像演出がふんだんに盛り込まれたクリエイティブ全開なライブになるんだろうな」と想像していたけど、実際にはそうではなくてメンバーのパフォーマンスが主役であった。
だけど、終わってみてそれでよかったんじゃないかなと思った。
日々のライブで積み重ねてきたものは「そういうもの」ではなかったから。
逆に最後だけ「そう」なっていたら、許せなかったかもしれない。
今までメンバーとファンが作ってきたものが否定されたと感じてしまうだろうから。
なので、今日の形が正しかったのだと思う。
出来るだけいつも通りに…と思ったけど、流石にそれは難しかった。
普段跳ばないところで跳んだし、最前に突っ込んだりもした。
それでも全体を通してみれば、自分らしく観戦できたはず。
悔いを残すことなく走りきった。
終演後、スッキリした気持ちで会場を後にすることができた。
約2年半、通った現場の最後。
もっと泣いたりするのかなと思ったけど、そうでもなかった。
活動休止発表後のライブを通して気持ちが整理できていたこと。
そして先程書いた通り、ラストライブが今までの延長線上として存在してくれたお陰だと思う。
「NELNという日常のゴールを静かに迎えることができた」
そのことに心から感謝したいと思える、幸せな1日だった。
最高のラストライブ、ありがとうございました!
◆メモ
尺:約80分(18曲)※19:02開演、20:22終演
SE:なし
開演前
気がはやってしまい、開場1時間前ぐらいに到着。
お酒を飲みつつ、友人知人と談笑しながら開場を待つ。
開場時間となり入場。
ステージだけでなくフロアも観たくて2段目へ。
ファン有志のフラスタを眺めるなどして開演を待つ。
落ち着いているような、高まっているような、不思議な気持ち。
開演~第1ブロック(1~3曲目)
2分遅れでスタート。
SE無しでメンバーが登場。
1曲目「JUKE」からライブスタート。
「JUKE」はてっきり最後だと思っていたので意外だったけど、振り返ってみたらそれもアリだったなと感じた。
「JUKE(19歳)で届かなかった空の向こうを掴むためステージ」
そんなテーマなのかなという感覚。
そこから「dawn」「mimic」という流れも面白かった。
曲調&歌詞の陰陽感。
入りの盛り上げとNELNの表現の幅を意識したような選曲。
このブロック、相当練ったんじゃかなと思った。
「JUKE」「dawn」か忘れたけど早々に跳んでた気がする。
MC(1回目)
いつも通りの自己紹介。
ファン有志からのフラスタとノボリを喜ぶメンバー。
テンポよく次ブロックへ。
第2ブロック(4~11曲目)
今回のライブの軸となるブロック。
中心を担っていたのは後期の楽曲たち。
「静だけど動」「動だけど静」みたいな絶妙な表現が求められる。
NELNが目指した「NEO NERD LOVELY」を体現しようとする存在。
それぞれの楽曲を聴きながら、どれも発表当初はステージもフロアも手探りだったけど、何だかんだで型を見つけられたんだなと感慨深くなった。
”表現力の成長”という要素はこのブロックに一番詰まっていたように思う。
「税金なんてわかんない」でほんの一時期タコマサイが流行ったことを思い出してつい笑ってしまった。
MC(2回目)
前半戦終了のお知らせ。
ここでも多くは語らず、すぐに次ブロックへ。
第3ブロック(12~16曲目)~本編終了
本編ラストブロック。
前期曲を中心とした構成。
「直球で盛り上げられる楽曲」という観点では早々に武器が揃っていたのだなと改めて感じた。
同時に後期はそういう方向の楽曲がほぼ増えなかったという事実にも気が付かされた。
このブロック最初の楽曲が一番好きな「snow light」で嬉しかった。
お陰で感情的にもう一段階、深く入っていけた気がする。
16曲目「しおさい」の推しパートは最前で跳んだ。
(場所ありがとうございました)
アンコール(1~2曲目)
アンコールの声に応えてメンバーが再び登場。
各メンバーから感想。
感想を述べた後、楽曲へ、
「オレンジ」が始まった瞬間、フロア中でペンライトが点灯。
開場がオレンジ色に染まる。
その中で歌う3人は幻想的だった。
最後なので書いちゃうけど、サビラストで手を握るところのレスが大好きで(それで上手で観ることが多かったりもした)
なので、ラスサビでのレス、本当に嬉しかった。
大切の思い出ができた、ありがとう…。
アンコールラストの楽曲は「ゆらゆら」
「最後は楽しく終わろう!」という明確なメッセージ。
NELNがライブアイドルだったという証左。
これ以外にない、最高のエンディングだった。
メンバー退場後、ダブルアンコールを求める声。
……に答えることなく終演のアナウンス。
それもやっぱりNELNらしい。
20:22、終演。
余談
今回披露されなかった楽曲は以下の3曲。
「ころがる」はわかるけど「ノンフィクション」「デジャヴ」は意外といえば意外。
入れるならどちらも中盤ブロックだろうから他曲との兼ね合いかも。
後は前者は体力的な部分、後者は前3人体制のイメージの強さ的なところも影響したのかもしれない。
この辺りを鑑みるとメンバー中心でセトリ組んだのかなと思った。
◆セトリ
本編
01:JUKE
02:dawn
03:mimic
MC(自己紹介)
04:STMN
05:税金なんてわかんない
06:coin
07:Mole Night
08:irony
09:ストロベリー
10:SUMMERY
11:REM
MC
12:snow light
13:MILK
14:ワンダーフォーゲル
15:スクエア
16:しおさい
アンコール
MC(各メンバー感想)
EN01:オレンジ
EN02:ゆらゆら
◆関連ツイートまとめ
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