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【ライブメモ】DIALOGUE+スリーマンライブ「タイバン」(2022/03/06)

◆概要

「DIALOGUE+」主催による対バンライブ。
ゲストとして「クマリデパート」「lyrical school」が出演。

・公演名
DIALOGUE+スリーマンライブ「タイバン」

・日時
2022年3月6日(日)
開場 13:30/開演 14:30

・会場
山野ホール

・目的グループ
クマリデパート

◆観戦グループ

クマリデパート→lyrical school→DIALOGUE+

◆全体所感

ライブについて

三者三様の魅力を持つグループによる対バン。
高レベルの異種格闘技戦を観ているような面白さがあった。

他2組をリスペクトしながらも、自身のスタイルを決して崩さない姿勢。
「油断したら(他2組に)飲み込まれる」という緊張感。
会場の観客全員に楽しんでもらおうとする渾身のパフォーマンス。

いい意味でぶつかり合って、その結果、素晴らしいライブが生まれる。
これぞ対バンといえる、見事なスリーマン。
その中の1組にクマリデパートがいることが、ファンとして嬉しい&誇らしい。

また、クマリデパート目的での参戦ながら、他2組(lyrical school・DIALOGUE+)のパフォーマンスに思いっきりやられた。
楽しかったと思うと同時に「普段観る機会がないだけで、凄いグループがあるんだな…」と痛感。

最近は現場が固まってきているので、もう少し柔軟に色々と観てもいいなと思った。

クマリデパートと他2組の違い

また、クマリデパートと他2組のスタイルの違いが面白かった。

「DIALOGUE+」
声優ユニットらしい、きっちりしたフォーメーションダンス。
声優現場らしい、統制の取れたレスポンス(サビのジャンプ等)

「lyrical school」
ヒップホップスタイルを活かした、フリー(特定の振りがない)スタイル。
オタクのノリ方もほぼ自由(一部、手を上げたり振ったりするぐらい)

「クマリデパート」
王道系のライブアイドルということで、フォーメーションダンスだけでなく、個を活かす振付もしっかりと入る形。
オタクのレスポンスはアイドル現場らしく、各々の方法で自由(ペンライト振る、振りコピする、推しジャンする等)

どれがいい悪いとかではなくて、それぞれの違いを実感できたことが収穫。

その上で、今のクマリデパートはDIALOGUE+から吸収できるものが少なくないのかもしれない思った。

最近のクマリはコンテンツ化の意識をより一層強めている印象があって、それならコンテンツ側の領域にいるDIALOGUE+が参考になるのかなと感じた次第。
(今までに作り上げた軸をベースに、肉付けしていくイメージ)

何となくだけど、今日の対バンはクマリデパートにとって意味のあるイベントだったんじゃないかなと思った。
その意味でも今日は参戦できてよかった。

◆クマリデパート

「Mt.FUJI EX」(2022/02/24)以来。

30分間で7曲披露。
新曲+鉄板曲+各ジャンル代表曲を取り揃えた構成。
MCも基本形で丁寧に進行。

対外向けを強く意識したセトリ&パフォーマンス。
「TOKYO IDOL FESTIVAL」「@JAM EXPO」などの大型フェスに近いイメージ。
今回の対バンにかける意気込みを感じた。

対バン相手が成り立っていればいるほど、クマリデパートのライブは面白いなと改めて。
「自分たちの軸を崩さない」という強さがより活きる。

いいライブ、ありがとうございました。
所感部分にも書きましたが、今日参戦できてよかったです。

・メモ
尺:30分(7曲+MC)
SE:あり
衣装:あみだ☆衣装
山乃メイ髪型:ポニーテール

1曲目「あみだ☆ふぉーちゅーん」
今日一番グッときたのは、1曲目にこの曲を採用したこと。

最新曲である本楽曲は、今までで一番コンテンツ感がある。
その曲をぶつけてきたのは、コンテンツ側に属する声優ユニットであるDIALOGUE+を意識してのことかなと思った。

前半は楽しさ全開の展開。
「限界無限大ケン%」を前半締めに入れることで勢いをつけてフロアをガツッと掴んでいこうという意図を感じた。

3曲目「恋のハッピーチョモランマ」
ラスサビ前 山乃メイ回転数:3回転

MC。
自己紹介&告知。
シンプルにテンポよく進行。

後半戦はバラエティに富んだ選曲。
聴かせる、魅せる、盛り上げる、一緒に楽しむ。
クマリデパートが持つ”デパート感”を感じさせる構成。

7曲目「シャダーイクン」
前曲(サクラになっちゃうよ!)終わりで、シャダーイクンの並び順になった瞬間に高まった。
ここぞというライブで最後を飾るのは、やっぱりこの曲なんだなと思った。

自身がクマリデパートを気になりだした時も、初めにシャダーイクンが印象に残ったことを思い出した。
今日初めて聴いた、DIALOGUE+とlyrical schoolのファンがどう感じるかが気になる。

・セトリ
SE
01:あみだ☆ふぉーちゅーん
02:SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆
03:恋のハッピーチョモランマ ※ワンハーフ
04:限界無限大ケン%
MC(自己紹介、告知)
05:ゴイリョクタラズ
06:サクラになっちゃうよ!
07:シャダーイクン

◆lyrical school

かなり久々(前回が2020年のどこかのはず…)

その時よりも、もう数段パワーアップした印象。
前は(良くも悪くも)もっとアイドル然としたパフォーマンスだったけど、今回のステージは5人のラッパーがフリーで演じているイメージ。

無理に押し付けることなく、でもしっかりと世界観とメッセージを伝えて、その日だけのステージを作り上げていく。
序盤に比べて、終盤は身体を揺らす観客がグッと増えていて流石。
簡単そうで難しいことをやってのける凄さがある。

ナチュラルな状態から、徐々に気持ちがアガっていく感覚。
この心地よさは他2組のライブで感じるものとは違う、リリスクだからこそのものだった。
最後、あえてMCやメッセージを残さずに暗転して退場するのも粋だなと。

音源だけでは物足りないので、またライブを観たい。

◆DIALOGUE+

初見。

元々は声優ユニットのオタクだったけど、ここ2~3年はアイドルばかり追いかけていたので(声優ユニットは)すっかりご無沙汰。
今日は久々の声優ユニットライブを観る機会になった。

端的にいって、圧巻だった。
シンプルに楽曲とパフォーマンスのクオリティが高い。
久々にライブを観て、ガツンと殴られたような衝撃。
これが今の最前線を張る声優ユニットなのか…と強く感じた。

ホール規模の会場でファンの動作がバッチリ合っているのも流石。
声優ユニットのライブだからこそ、感じられる気持ちよさ&楽しさ。
ライブアイドル現場がメインになってから、忘れていたものを思い出させてくれた。

セトリも全曲盛り上がる曲を詰め込んでいて勝負をかけてきた感が満載。
ステージも30分間ほぼノンストップ進行。
DIALOGUE+も相当な気合で、この対バンに挑んでいるなと感じた。

また観たいと素直に思える、いいライブだった。
大型フェスなどでまた出会えることを願う。

※対バン相手のセトリも掲載してくれる公式Twitter推せる…。
 ありがとうございます。

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