見出し画像

【ライブメモ】サンダルテレフォン「2021 LAST LIVE -西脇朱音卒業公演-」(2021/12/29)

◆概要

「サンダルテレフォン」ワンマンライブ。
メンバーである西脇朱音の卒業公演。

・公演名
2021 LAST LIVE -西脇朱音卒業公演 -

・日時
2021年12月29日(水)
開場 16:30/開演 17:15

・会場
Studio W

◆概要

「Favorite!! -2021 LAST-」(2021/12/29)以来、数時間ぶり。

サンダルテレフォンの2021年ライブ納めと同時に西脇朱音さんのラストステージ。
素直に「西脇さん卒業おめでとう」「3人のサンダルテレフォンを応援しよう」と思えた公演だった。

これだけ前向きで穏やかで暖かい卒業公演は珍しい。
それは、3ヶ月前に卒業発表した運営判断も大きいけど、何より西脇さんの人柄あってこそだと思う。

自身がサンダルテレフォンを観るようになったのは今年からなので、加入直後の姿はわからないけど、初めて観た時から西脇さんの笑顔と歌声には惹きつけられるものがあった。

西脇さんは自身について「歌割も少なくて、フォーメーションも目立たない位置が多かった」と話す(それ自体は事実ではある)けど、笑顔でパフォーマンスする姿は確たる存在感があって、否が応でも見つかる魅力を持っている。

か弱そうに見えて、その実、芯がしっかりしている。
それは生粋のアイドル性を備えているといっても過言ではなくて。
西脇さんはサンダルテレフォンの”アイドル”という部分の屋台骨だったと思う。

今日のステージでも、芯がしっかりしているなと感じた出来事があった。
それは、MCでも手紙でも「卒業すること自体を謝らなかった」という点。

メンバーに相談せずに決めたことにはごめんなさいと伝えていたけど、「一人だけ先に抜けてごめんなさい」という表現は使わなかった。
卒業を前に進むために必要だと考えて決めたからこそなのかなと。
そこに覚悟と強さを感じた。

小町さんが手紙で書いていた通り、アイドル”西脇朱音”は格好良かった。
颯爽とステージを降りていった。

ライブ自体も、Remixを含む全曲披露で濃密で充実した内容。
4人体制の集大成となるステージだった。

ツアーや定期公演ではお馴染みとなっている、開演前のDJ(作曲担当のちばけんいちさんが担当)や本番中のVJといった、メンバー以外のクリエイティブも非常によかった。
メンバーだけでなくてチームとして戦っているんだなと改めて感じた。

グループ名の変更、数々の新発表から、2022年に向けての気合を感じた。
3人体制となってチームがどう変わっていくのか、今から楽しみ。
来年も応援していきたい。

最後に。
西脇さん。
ご卒業おめでとうございます!
この先の道が幸せが多くありますように。

チームサンダルテレフォンの皆さん。
今年も楽しいライブをありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!

◆メモ

尺:約100分(全19曲+MC)
衣装:碧い鏡衣装

前半戦は原曲が続く構成。
曲順は違えど、昼に開催した現体制ラスト対バンと似た形。
「あ、さっきのライブではここが気になったんだっけ」と振り返りながら観ることができて、普段より一段、深く楽しめたように感じた。

MC、1回目。
2021年ラスト公演、今年一番の最高の一日にしたい。
素敵な日にしていきましょう。
たくさんの思い出をギュッと込めて、最高の一日にしたい。
夏芽さんの「It's Show Time!」の掛け声で次曲(It's Show Time!)へ。

15曲目「Step by Step (Kenichi Chiba Remix)」
ライブも終盤に差し掛かったこともあってか、途中から西脇さんが感極まった様子。

15曲目が終わると、西脇さん以外の3人が退場。
ステージに残った西脇さんが一人アカペラで歌い始めると同時に、客席で一斉にサイリウムが焚かれて会場がピンクに染まる。

16曲目「Shape the Future (Kenichi Chiba Remix)」スタート。
ピンクの光と西脇さんの歌声が相まって、優しい空気が会場を包み込む。
ワンコーラス終わったところで、3人が再登場して、そこからは音楽も流れ始めていつも通りのライブへ。

そのまま本編終了。
アンコール後、映像が流れ始める。
メンバー4人への個別インタビュー(西脇さんの卒業、新体制について)
4人とも率直な想いを話していて、スッと胸に入ってくる内容だった。

映像終了後、卒業公演Tシャツに着替えた4人が再登場。
記念撮影を終えてから、各メンバーによる手紙朗読。

手紙、以下メモ書き。
(詳細な言い回しなどは異なる可能性があります。ご了承ください)

・夏芽さん
最初にオーディションでみた時からアイドル力を感じていた。
思った以上に自立した女の子で、頼ってしまうことも多かった。
最初は泣いてしまうこともあったけど、それも無くなった。
人が成長する様子をこんな間近でみたのは初めて。
二人の第一の物語が終わっただけで、明日からは第二の物語。
これからもよろしくお願いします。

・小町さん
いつもニコニコな朱音に助けられてきた。
活動し始めた頃は、思い通りにならないと怒ったり泣いたりしていて、昔の自分をみているようで優しくしようと思っていた。
でも、いつからかそんな必要はなくなっていた。
ダルフォンの中で一番仲が良くないペアだと思われているけど、そんなことなかった(練習でペアになることは確かに少なかったけど)
チームB型をもっと広めたかった。
これからもたまにはLINEとかで連絡させてください、(冗談めいて)ブロックしないでね?
西脇朱音は格好良かった、一緒に活動できて幸せだった。

・藤井さん
最初、二人ともレベルが低くて、このままだとナツとまいの足を引っ張ると思って、二人でスタジオを借りて練習したね。
初期は二人ともメンタルが弱くて、帰りによく泣いた。
でもいつの間にか、朱音は泣かなくなって、私だけが泣くようになった。
朱音は強いから、一人で背負っていたのかもと思った。
最後にわがままをいえるなら、辞めないで活動してほしい…。
けど、朱音が幸せなら(卒業しても)大丈夫。
沢山の人から笑顔をもらって、沢山の人に笑顔をあげていた。
これからも遊んでくれるらしいので、よろしくお願いします。
最高で最強の同期です、ありがとう。

・西脇さん(メンバー&ファンへ)
※メンバーへはライブ前に長文の手紙を送ったということで短縮版で。

(メンバーに向けて)ありがとう。
卒業について相談できなくてごめんなさい。

ナツ。
今まで引っ張ってくれてありがとう。
その素敵な笑顔を大事にしてほしい。
でも、無理はしないで欲しい。

まい。
気分屋でマイペースでも、気がつける子なので、二人を助けてあげて欲しい。

えり。
えりが心配で卒業をためらっていました。
でも、もう強いから大丈夫。

皆が大好きです、ほんとにありがとう

ファンの皆へ。
歌割が少なかったり、目立たなかったりしたのに見つけてくれて、応援してくれてありがとう。
沢山の気持ちを共有してくれてありがとう。
今日で卒業しますが、心はここにあると思います。
今までに西脇朱音と、西脇朱音がいたサンダルテレフォンを応援してくれてありがとう。
これからはダルファンとして一緒に応援していきましょう。

手紙を読んでしんみりする中、「最期に全力で笑顔で踊って泣きましょう!」という夏芽さんの煽りが入って、アンコールがスタート。

昼の対バンから感じていたけど、テンションが難しい今日のMCや煽りを主導していた夏芽さんは凄かった。
ここでもダルフォンらしい明るい雰囲気を取り戻すのに一役買っていた。

「かくれんぼ」「Step by Step」「コーリング」
ここでこの3曲を披露するのは、思わずズルいと言ってしまうぐらいの展開。
夏芽さんの言う通り、まさに笑って泣いてのステージになった。

最期(コーリングだったはず)にメンバー同士(残る3人と卒業する1人に分かれて)で指を差し合うシーンをみて、胸がいっぱいになった。

アンコールのライブ終了後、メンバーが退場。
その後に告知映像。
改名(サンダルテレフォン→SANDAL TELEPHONEへ)、新曲、新体制初単独ライブ、ツアーと怒涛の発表。
2022年も全力で走っていくぞというメッセージで幕を閉じた。

◆セトリ

※開演前、ちばけんいちさんによるDJ
SE
01:Sleeping Beauty
02:碧い鏡
03:Magic All Night
MC(自己紹介)
04:It's Show Time!
05:ワンダーランド
06:SYSTEMATIC
07:真夏の匂い
08:Follow You Follow Me

※Remixメドレーコーナー(9〜14曲目はワンコーラス、15〜16曲目はフル)
09:ワンダーランド (Kenichi Chiba Remix)
10:コーリング (Kenichi Chiba Remix)
11:Sleeping Beauty (Kenichi Chiba Remix)
12:Magic All Night (Kenichi Chiba Remix)
13:Follow You Follow Me (Kenichi Chiba Remix)
14:真夏の匂い (naotyu- Remix)
15:Step by Step (Kenichi Chiba Remix)
16:Shape the Future (Kenichi Chiba Remix) ※西脇朱音ソロ→全員

※本編終了→アンコール
映像(メンバーインタビュー)
MC(記念撮影、手紙)
EN01:かくれんぼ
EN02:Step by Step
EN03:コーリング
映像(改名発表、新曲・新体制初単独公演・初ツアー告知)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?