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どうして私が青春小説を書くのか

この間、出版社の方とお話させていただく機会がありました。

現在の出版業界のこと、小説と漫画の編集の違い、紙の本と電子書籍の違い、電子書籍でも小説と漫画の違い、小説コンテストについてのこと。などなど、詳しくお話を聞かせていただきました。

出版業界のシビアさをひしひしと感じる中、私のずっと疑問に思っていたことについてもお話を聞けたので、とても有意義な時間でした。

貴重なお話を聞かせてくださった出版担当者様、本当にありがとうございました。

そんな中で、どうして私が現在、青春小説を書くのか? 高校生を主人公に小説を書くのか? それについて考えてみました。

私はミステリーが好きなので、ミステリーが書けたらいいのですが、今の私にはまだまだハードルが高くて(でもいつか挑戦してみたい!)

漫画家の時も恋愛漫画だったので、その延長で今も恋愛小説を書いているという気がします。
最近は青春小説というものに重きをおいているのは、なぜだろう?そうふと考え始めました。

私は小学生の子供がいる母親なので、なかなかのオバちゃんです。
「同年代の主人公をテーマに書けばいいのに」と友人に言われたことがあるのですが、イメージがまったくできませんでした。

私くらいの年齢の主人公になると、オフィスラブとか、不倫や浮気、姑問題がテーマになりそうだし、ちょっと苦手分野かもw

いろいろ考えてみて、今書いている青春小説っていうのは、恋愛だけではなく、友達や家族、学校、高校生の生活をテーマにしているので、今の自分に書きやすいものだと感じました。

というのも、自分の高校生の頃って大変な時期で、それから20代は生きるために働いていたという感じ。
周りと違う学生時代、親への恨み、若いころは本当に生きていくのに大変だったという思いがあるので、それくらいの年齢のストーリーを書きたいと思ったのかも。

その頃の苦しい思いも、その頃があったから今の幸せがあると思えるようになって、今、若者で悩んでいる人たちにメッセージを送りたいという気持ちが強いのかもしれません。

自分が親になったことも大きいと思う。

「今が辛くても、きっと良い未来が待っているよ」って、読者に伝えたいのかもと思っています。

同時に、私と同じくらいの年代の人に読んでもらって、自分と子供の関係を見つめ直すきっかけにもなれたらいいな。

今回、新作を『魔法のiらんど』で公開しています。
このストーリーも、そんな感じ。
家族とは? 友人とは? 恋とは?
若い頃の悩み、思い、それを詰め込みました。

もちろん恋愛小説ではありますが『生きること』をテーマにしています。

お時間のある方はぜひ、読んでみてほしいです。

よろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 夢だった小説家として、沢山の方に作品を読んでいただきたいです。いただいたサポートは活動費と保護犬、猫のボランティアの支援費として使わせていただきます。