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【詩】空に捧ぐ6つの詩

実験作

一つ空の下、星屑の僕らは離れていても同じソファで眠る

雲の厚みに触れると、空白だった
青空の影に右手が消える不思議だけ

天使の梯子の先、教会の白
昇る奴を振り落とす為に眩く光っている

朝の群青を白く溶かしていく太陽がほんの少し嫌いだった

雲で覆われた白い空は、すべてを非日常に変える 町並みはあたしを起こすのに

夜空にも青空にも属さない水彩の空に連れて行かれたい、ある日

作家修行中。第二十九回文学フリマ東京で「宇宙ラジオ」を出していた人。