【詩】Raspberry
朝になると日が差して、夜になると星が煌めく
その繰り返し いつか途切れるなんて考えもせず、今日もあたしはカフェに行く
甘いお菓子と飲み物、チャットで彩られる白い日常 それだけでいいのに
ラズベリーのような甘酸っぱい日々だけ歌っていられたらと、見えもしない星に願う 青空はイタズラっぽく白い月でウィンクした
アオハルはピンク色で甘くて、冷たい
銀色の恋で掬う
その感覚は知ってるはずなのに、何故かまだ知らない気がする
だから乙女らしく流れ星に願いをかけた
あたしに福音を 鐘の音を
本当の愛を教えて
作家修行中。第二十九回文学フリマ東京で「宇宙ラジオ」を出していた人。