愛しのHalo at 四畳半

私が高校2年生から足繁くこのバンドをみに
ライブハウスに通った

私に電気が走ったのは、
大阪の福島にある2ndLINEという
ライブハウスで他のバンドを観に行った時だった
一曲で夢中になった、心が苦しくて美しかった

それから私はこのバンドを聴きたいがために
関西圏のチケットは全て購入し
オープニングアクトであってもしっかり聴きにいった
高校生であったため、門限もあり、
ライブの回数制限もあったため
(親には言わず参加していたそれはダメ)
私はこのバンドを観たら帰っていた

忘れもしない、空想委員会が呼んでくれた
梅田のシャングリラでのライブの終わりに
「いつも本当にありがとう」
と声をかけてもらった
私はバンドの音楽がとてもとても大好きだったのだが、
この人たちの人柄もとても好きになっていて
とてもとても嬉しく思ってしまった自分がいた

ステージの下からいつも聴いている
自分なんて
ステージの上からは見えていないもの
のように感じていた
それに私なんかは
聴かせて頂いていると思っていたので
「ありがとう」
なんてこっちのセリフでしかなかった
しかし、ありがとうとこんな私に言ってくれた
それにライブの終わりにメンバーが
口々に「ありがとう」と
いう姿が私はとっても好きだった
その一人として存在出来ていたことが
嬉しかった
ライブハウスに居場所を勝手ながらに感じた

これがこのバンドとの
本当の出会いだったのかもしれないと思う

このバンドの素晴らしさは音楽だ
本当に伝えたい
このバンドの音楽は素晴らしい
そして、この人たちを私は好きだ
ステージの上のアーティストとお客という
構図であっても絶対に感謝を忘れない姿勢
これは思っていても伝えるのが難しいが、
彼らはまっすぐ伝え、受け入れられていると
思わせられる、本当に不思議だった

このバンドとのライブの思い出
なんていくらでもある
はじめての遠征
はじめての夜行バス
はじめてのライブハウスでできた友達
はじめてのサーキットフェス
はじめてのバンドの夢が叶う瞬間
はじめて人ではなく音楽が好きなったバンド
…たくさんのことを好きだ聴きたいと言う気持ちだけで行動できるようになっていた
本当になんだか私を強くしてくれたんだと
今、気付いた

そのなかでいちばん私の心が動いたのは
" メジャーデビュー "の瞬間だった
バンドにとってとても大きな変化だと思う
音楽が変わっていってしまったり
ファンが変わっていってしまったりする
(個人的な見解です)
悪い話ばかりで不安だった
メジャーデビューを発表した次の日
神戸でサーキットフェスがあった
朝から出番のあるライブハウスで
ずっーーーとひとりで待った
他のバンドを観つつ、
「メジャーってなんなんだ、本当にいいのか?」
「もう少ししてからでも…」
とこんなに大好きな音楽にでも不安を感じた

ライブが始まる
心が見えていたかのようなMC
そしてなによりも絶対に自分たちの道を進むぞ
と言っているかのような
演奏だった
不思議だった、
いつも何回も聴いていたはずなのに
その日は一緒に行こうと言わんばかりの
ものだった
涙が自然と溢れた
そして泣きすぎていた
(涙の止めた方が分からない)

とてもとても嬉しかったはずなのに
多分私は少し寂しかったのかなと思った
本当にワガママな野郎で最低だと自分に思った

泣きすぎていたため倒れると思われたのか
曲中に手をとってもらった
そんな演出今までではじめて観た
驚いた
そのとき本当に私が重荷になっていると思った
(自惚れんなと私も思うが、お荷物ファンのように感じた)
ハッとした、とても良い演奏で今までいちばんだったはずのに私はとても反省したのを覚えている
それが本当にぐちゃぐちゃの気持ちで
最も人間らしく観たライブだった
最も印象に残っていたし
バンドが生き物だと感じさせられた瞬間だった

そして6月8日、
その愛するバンドが休止した
私が話したいのは実は此処からである
前置き長すぎだろう
しかし、この長さから
私のこのバンドへの愛を感じてほしい

偉そうなことを言う
今までもたくさん言っていたか…
しかし、今からも言う

私は4人が作る音楽が好きで
この4人の雰囲気が好きだった
誰かがいなくなってしまったら
私にとってバンドが
死んだも当然だという考えだった
そしてこの4人も
4人でいることをこだわってくれた
4人が4人のために決断してくれた
本当に本当に休止と聞いたときは
時間が止まったように悲しかったけど
バンドのために決断してくれたことを知った時
「あ、コレが私が好きなバンドだ…」
と思って少し笑ってしまった
不謹慎だが、とても嬉しかったし
私がステージの下から
毎度、観ていた人たちだと思った

なんであんなに
優しい温かい木漏れ日のような
雰囲気なんだろう
私はいつまでもここに居られると溺れていた
2021年最も泣いた日Best3は、
休止発表後の名古屋と大阪とこの日だろう
もう吐きそうなぐらい
内臓から水分も奪ってるだろってくらい
泣いた
それは悲しい、寂しいからだけじゃない
発表前よりも4人が楽しそうだったのだ
本当に純粋に楽しそうな姿をみられた
そのとき悔しいほどこの人たちは
本当に休止すると実感した
最高の音楽で
そして4人が複雑そうな顔をした
本当にファンを5人目のメンバーのように
思ってくれていると感じた
(深読みすぎかもね、けど私は頭が花畑なのでそう思う!)
悲しくて嬉しくて楽しくて最高なのに寂しくて
喜怒哀楽ってコレか〜
って思わされるくらい
全ての感情になった

元々は休止ライブを観ないでおくつもりだった
私の中でだけでも終わってほしくなかった
上手く消化できない感情を出来るだけ
触れずにいたかった
観るきっかけになったのは
配信トラブルだった
私は観ていなかった
けど、休止ライブで配信トラブルって
どんだけ休止してほしくないんだよって
笑ってしまった
そのときに配信チケットを衝動的に買い
同じ気持ちのサイトから
見届けてやるしかないと(上から目線だなほんと)
謎の使命感を持った
もはやトラブルには感謝している

全てをアーカイブを通じ観た
というか終盤だけでも
「あ…私の好きなバンドコレだ…」と思った
心と心で対話してくれるライブだと思った
私はこの人たちが本当に好きで
とても大切にしてもらったと思い出した
「居場所は此処だいつでも戻ってきて」と
このHalo at 四畳半は
私が出会った4年ほどの間
ライブハウスに居場所を作ってくれていた
ステージの上にいるはずなのに
いつも側にきてくれるんだ
悲しみの側に
嬉しさの側に
苦しみの側に

どんなときでも側に木漏れ日があった
感謝しても仕切れないし
大袈裟にではなく
本当に人生が変えられた
この4年間
ずっと光でいてくれてありがとう

「10年後またやってるから」と
スタッフに言われるような人たちで
いてくれてとても嬉しいきもちになる
ステージの下からでも上からでも素敵な人だと
改めて感じられた
ハロを好きなままでいてくれて
ありがとう
自分たちを自分たちがいちばんすきで
お互いをリスペクトし合う姿が本当に
好きだ
この決断を誇りだと思ってくれていて
よかった
本人たちだけには後悔してほしくない
休止は寂しいけど
悪いことじゃ無いし
ファンに誠実でいてくれる
4人がずっと元気でいてくれるといいな
私も今より大人になれているかな
これからしんどいときまだまだ頼りにするだろうな
休止とは思えないぐらい
脳内でライブさせてやると思ってる
帰ってきたら私の脳内の方がみんな上手いかもな〜!
愛しい愛しい愛しいHalo at 四畳半
本当にたくさん嬉しく楽しく優しく
心を躍る瞬間をたくさん経験させてくれて
本当にありがとう
いつでもまたライブしてね
次はシャロン全身全霊みんなで歌おう

「千葉県佐倉市、Haloat四畳半でした。
出会ってくれてありがとう。」


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