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スポーツと競馬「Paris2024の出場権と フェブラリーステークス」

オリンピックの出場権が続々と決まってきている。
今後は、日本国内での選手選考も続々と行われていくことになる。
オリンピック本番の感動もさることながら、選手選考の過程での国内での競争もかなりドラマチックで、心揺さぶられることが多い。ワクワクでありドキドキだ。

私は幸いにもオリンピックを狙える環境に身をおいていたことがあるので、選考のプレッシャー、選考に通ったときの喜び、落ちた時の落胆は、身近に見てきた。
残念ながら、私は予選の予選の予選でドロップアウトしたような選手だったので、オリンピックに行けるかどうかというレベルの選手の本当の気持ちなどは推し量る以外ないのだが、緊張感、プレッシャー、歓喜、落胆は痛いほど感じられたものだ。

プレッシャーはしんどいだろうなぁと思ったし、落ちた時は辛いだろうなぁと思った。一緒にやけ酒を飲んだこともあった。
しかし、それでも正直なところ羨ましく思った。
勝負に勝つこと以前に、そういう争いの土俵に立つことが選手の本懐だと思うからである。痺れるような緊張、戦いに臨む高揚、そういうものこそ求めていたものだったような気がする。

勝敗は、相手がいることだし、運もある。自分が最高の準備をし、ベストを尽くしたと思えるのであれば、その時点での勝敗は受け入れられるはずである。そして、最後には勝った人を称えることが、自分を称えることにもなる。
選手たちには、悔いのない準備をして代表選考に臨んでもらいたいと心から願うばかりだ。

日曜日はフェブラリーステークス

競馬のG1レースは、新馬、未勝利レースから勝ち上がって、賞金を加算していって出場権を得ることができる。いわば代表選考を勝ち抜いた馬たちのレースだ。
馬はプレッシャーを感じたり、喜んだり悔しがったりはしないのかもしれないが、馬主や調教師や騎手の期待に一生懸命応えようとしてきたことは確かだと思う。そんな馬たちの頑張りを応援したい。

現時点のダート路線で最も強いと思われるレモンポップがサウジアラビア遠征で不在。
ここは新たな勢力にも期待したいが、さて新星が現れるかどうか・・・

5番 オメガギネス
重馬場で1800mだったら、かなり有利だろうけれども、どちらでもない。となるとこの馬の真価が問われるレースになるだろう。調教では、色々な器具の効果もあるだろうが、集中してグイグイ走っていた。走り方はピッチ走法のようなので、軽い馬場でも大丈夫なのではないかと感じさせる。今年もルメール騎手は元気そうだし。

7番 ガイアフォース
セントライト記念(G2)を勝っているし、マイルでも好成績がある。が、5歳にしてダートは初めて。母はダートで大活躍した馬で、その父はクロフネなので、ここでブレイクしてもおかしくはない素地はある。調教の動きは、他とは全く違う荒々しい豪快なフォームで、力強さという点でもダートでもいけそうだ。長岡騎手には、ぜひこのチャンスを活かして欲しい。

11番 キングズソード
一昨年末から昨年末まで、怒涛の勢いだったが、最後の東京大賞典で負けて、ちょっと休憩。その最後に負けたレースが、今回と同じ岩田望来騎手。もう一皮むけたい岩田騎手にとっては、巻き返したいレースだろう。調教では余裕の動きながらしっかりタイムは出ていて、本気を出せばマイルでも強いレースができるに違いない。

14番 ウイルソンテソーロ
レモンポップがいなければ、次はこの馬でしょ、という文句なしの実績。マイルへの対応が問題とはいえ、ダートで1800mもマイルもそんなに変わらないでしょ?な~んて現場の人達に怒られそうなことを思ってしまう。調教はなんだか楽しそうに走っていて、それでいて良いタイムで合わせた馬に先着しているので、これは強いんじゃないかと思う。

15番 ドンフランキー
でかい! 580kg超えの馬体なのに、足の回転が早いピッチ走法でグイグイ押し出してくる。他の馬はその迫力に負けちゃいそう。ただ、1400mを超える距離ではガクンと成績が落ちる。しかも外側の枠。池添騎手は、どれだけ迫力の走りを延ばせるかに苦心することだろう。でもこういう個性的な馬に期待したい。

私が注目するのは
2番 シャンパンカラー
昨年のNHKマイルの勝ち馬で、その勢いで安田記念に挑んで14着、その後休養に入った。NHKマイルも、その前のNZT(3着)もやや重での好走なので、ダート適性も期待できるだろう。調教では気の乗らない素振りも見せたが、本気になったらビュンとスピードを上げるポテンシャルの高さも見せた。内田騎手の炎の追いでビシッと走るだろう。

さて、今シーズンもやるぞ。一点勝負。
春のG1フェブラリーステークスから宝塚記念まで全13レース、すべて一点勝負で収支トントンを目指す!
収支トントン? 甘くね? と思うでしょうが、実際、JRAは馬券売上の25%を控除し75%を払い戻しに使うので、統計学上、プレーヤーが収支トントンなら、実質25%の勝ちということになる。収支トントンなら、ずっと遊べるわけだしね。それだってかなり難しいけど・・・
なんで一点勝負? と思うでしょうが、いっぱい買ってトリガミなんて半端な結果より、勝つか負けるかの方が、私は楽しめるというだけの話なのである。
私はずっと競技スポーツに関わってきたので、競馬はギャンブルと言うよりスポーツとして見ている割合が多いのだ。競馬場で、鼻の穴を膨らませて全力で走る馬と、その上で必死に追うジョッキーの姿を見たら、やはりスポーツの興奮を感じる。
一流アスリートを入場料200円で間近で見られるのも、たった100円の馬券を買うだけで本気で応援できるのも競馬ならではだ。見るスポーツとしては非常にコスパが良いのである。

というわけで、今週の一点勝負は
2番 複勝
その根拠は、今年 Paris2024 が開催されるから。
だって、フランスと言えば?
シャンパンでしょ。
がんばれ!ウチパク!


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