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Aim for the Paris2024「体操の見どころ」

もう間もなくだ。
思えば3年前の今頃は、毎日、体操の競技会場の有明体操場と、練習会場の東京ビッグサイトに通っていた。
そう思うと、やっぱり3年は短い!

さて、体操は開会式翌日から予選が始まる。

女子、団体総合は、Tokyo2020優勝のロシアがいないので、バイルス選手の復活したアメリカが圧倒的に強いだろう。2位争いはブラジル中国イギリスなどが横並び。
個人総合ではバイルス選手が抜けている。2位争いは大混戦と言えるだろう。私の推しはブラジルのアンドラージ選手、フランスのドス・サントス選手。バイルス選手はメンタルに難ありなのでTokyo2020みたいなことにった場合、メダル争いは大混戦だ。
種目別では、色んな国の色んな選手が活躍しそうで、多様な選手にチャンスがある。段違い平行棒ではベルギーのデルバール選手、平均台ではオランダのウィーバー選手の両選手に注目したい。ウズベキスタンのチュソビチナ選手も出るのかな?
団体では2位以下が大混戦なだけに、そこへ日本も入ってメダル争いできるはずだったのだが・・・ 昨年の春の頃に比べたら、2軍メンバーみたいなことになってしまったが、こうなった以上、何も失うものはないので、思い切って自分をアピールして欲しい。オリンピック後には、彼女たちは大きく成長して本当の1軍になっていることだろう。

男子、団体は、女子同様Tokyo2020優勝のロシアがいないので、中国日本の一騎打ちだ。得意種目が見事に分かれているので、一進一退の攻防で手に汗握る展開になるだろう。と、なると、勝敗を分けるのは? メンタルか。 予選の結果次第で決まる演技順も大きく影響しそうである。
失敗が重なって心折れちゃったりするとアメリカイギリスが迫ってくるので、下手するとメダル圏外なんて恐れもある。絶対に油断はできない。
個人総合も日本の橋本選手と、中国のチャン選手の一騎打ちになりそうだ。そうなった場合、やはり演技順の影響は大きいかもしれない。
私が注目しているのはフィリピンのユーロ選手。個人総合でもかなり力をつけてきているので、どのくらいやれるのか楽しみだ。
ユーロ選手は種目別でも楽しみ。杉野選手も鞍馬や鉄棒でチャンスはあるだろう。

正直なところ、ロシアのいない体操は寂しい。ナゴルニー選手、ダラロヤン選手の首太兄弟や、ツンとしていて可愛いメルニコワ選手などを懐かしく思い出す。
次のLosAngels2028には、すべての国の選手たちが平和に集うことを、あらゆる神と仏と、何よりも人間に願う。

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