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【日記】両家顔合わせで度肝を抜きたい

妹が近々入籍することになっている。昨日は「両家顔合わせ」という名目でこちら側の家族は母と私と弟が、あちら側の家族は父親と母親が恵比寿のホテルにある高級中華店に集まり、食事と会話を楽しんできた。

だいぶん豪奢な構えのホテルで、玄関前に泊めてある車はAMG2台にベントレーとランボルギーニのウルスだったし、結婚式の演出の一環なのか馬車と馬一頭がいたのでビビってしまった。当日は同じホテルのホールでドバイ不動産のセミナーを開催していて、こっちについては「やっぱり成金趣味なのね」とマーケティングの妙を感じるなどしていた。ドレスコードはそこまで厳格ではないと聞いていたので半袖のポロシャツとグレーのスラックスで行ったのだが、ちょうど「肩の力を抜いているタイプの金持ち」ぽさを醸すことができたので結果的に成功だったかもしれない。

母には「もう30になるんだからドレスコードが緩いにしてもビシッとスーツを着るなどしなさい」と尤もな指摘を受けたが、「まあ外資系勤めなんてそういう枠でしょ」と反論することで難を逃れた。すみません自分今年で30なんですが、誰かお友達から始めませんか…最初はコメダ珈琲でお茶でも…

 * * * 

時間になったので店内に入った。奥側の個室に案内されて相手方のご家族と初対面したところ、割とカジュアルな服装をしてくれていたのでこちらの肩の力も抜くことができた。当日はパンフレットを準備してくるほどの準備の良さで、互いの自己紹介をしたり、二人の馴れ初めを聞いたり、指輪を見せてもらったりした。肉弾戦を覚悟していたが、出てきた食事も美味く、終始和やかな雰囲気で良い会だった。

前菜。中央奥側のピンクの角柱は、サーモンハラスという私の予想に反して大根の漬物だった。
フカヒレとかのスープ。めちゃうまでした。ご飯が欲しい。
ホタテとかイカとかの何か。ホタテは肉厚で美味かった。
エビチリ&花巻。花巻好きなんだよな〜!
担々麺。冷たいのと熱いのが選べて、私は冷たいやつにした。
デザートのマンゴープリン。甘くてサイコー。

両家顔合わせがお開きになった。まあせっかく会ったことだしということで、ちょっとお茶をしようということになった。酷暑の恵比寿駅周辺を徘徊したところ、5人で入れそうな喫茶店はない。というか人が多過ぎる。東京って大変だな。

私は基本的に北関東の民なので、基本的には予約しなくても待たずに入店できるし、待つことになってもせいぜい十数分だからうわ、めんどくさいなあ!みたいな気持ちがとても強かった。結局のところ恵比寿周辺は難しそうなので、電車で新宿に移動することになった。婚約者殿は新宿に土地勘があるらしい。

「ちょっとお茶しよう」がここまでの大冒険になるとは思わず、なんかもうよくない?みたいな感じにはなっていたが、なんとか新宿駅を出てすぐの喫茶店に落ち着くことができた。やっぱり鴻巣周辺に住むのがいちばん正しいのではないかという気がする。東京では住めないな…こういう厭世的な気持ちになってきちゃうし。

英国屋で注文したいちごパフェ。奥の指輪の手は妹である。

話が盛り上がって婚約者殿と妹と弟と私でアニメやライトノベルの話題になったところ、気を利かせて母がそれまでの会計を済ませてくれ、先に帰ることになった。残った4人でアイスコーヒーのお代わりを貰ったり、ショバ代としてクラブサンドを頼んだ上でオタクトークに花を咲かせ、楽しい二次会はお開きとなった。

追加注文は千円と少しの会計になったが、ここで漢気じゃんけん(じゃんけんで買った人が全額支払う)をやって、弟が支払うことになった。ごっそさんです。何回かやっているけど私が支払ったことがない気がする。漢気がないので女の子かもしれない。

妹カップルと解散した後、弟と新宿駅の構内にあったガチャガチャを何回か回していたら、また合流することになった。なんか目立ってたんだろうな…

遊んでいたガシャポン。サイコロ以外は株式会社ライオンの製品のミニチュア。

私はライオンのごきげんように出てくるサイコロが欲しかったのだが、3回まわしてなんとか引き当てることができたので弟にあげた。遠出のたびにお土産として会社の上司の机にしれっと小物を置くのが慣例のコミュニケーションになっているのだそう。私も研究室時代、先輩の机の上に変な食玩やコンビニプリントできる梅宮辰夫のお面を置いたりしていたので「血」を感じなくはない。

ファミマプリントで出力した梅宮辰夫のお面。持っているのは研究室の先輩。
何年か後の大掃除で捨てられた。

プリキュア20周年記念のクリアファイルのガシャポンも引き、ここで本当の解散。婚約者殿と連絡するためのグループLINEも作ったので、今後はちょこちょこ会う機会が増えるのかなと思っている。

両家顔合わせの話はここまで。あとはおまけ。

道中にあった自販機『土冷えもん』の読み方が「ど“ひ”えもん」だったのに衝撃を受けた。「ど“れ”えもん」なら悟空のドラえもんなのかなってなるのに。

ど冷えもん

普通に感動したやつで、自販機で買った蓋の機構が見たことのない形をしていた。プロダクトを見て「たぶんこういう設計意図なんだろうな」と想像を巡らせるのが好きなので、このようなアナログの工夫は大好物である。本当は千切らずに使うものらしいのだけど、説明を一切読んでいなかったので最初に開栓したときに引き千切ってしまった。蓋の上に⚠️みたいなのを貼っておいてくれ。

設計意図を想像してみたので、描いてみる。その後で調べて答え合わせをするのが楽しい。

ペットボトルの水
切れ込みがなんか顔に見える

さーて、答え合わせの時間だ。

acureホームページより

な、なるほど〜〜〜〜

「落ちない」が最重要らしいので、問答無用で引きちぎった奴がこんな考察しているのは滑稽だと思う。

おわり!

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