2019/5/18（土）次走注目馬

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この日に行われた全レースのうち、次走注目馬をピックアップできるレースの振り返りと次走注目馬をまとめました。次走注目馬には★を1～3つの範囲でつけてます。

★★★ … 次走、勝ち負けできる
★★ … 次走以降、勝ち負けできる／軸候補
★ … 次走以降、展開が向けば勝ち負け／紐候補

※noteで推奨したレースに関しては無料で公開しております。

この日の推奨馬は以下の通り。

・新潟2R　ヴィオラピューロ
・京都2R　ピエナクロフネ
・新潟6R　ミカエラ
・東京8R　クリップスプリンガ
・京都9R　サンサルドス
・東京10R  ジェミニズ
・京都11R  マイネルユキツバキ

次走注目馬
★★★ … 0頭／★★ … 14頭／★ … 20頭
　　　　　　　　　　　　　　　　合計 34頭

●推奨レース（全7レース）

新潟2R  3歳未勝利（ダ1800m）
◎ヴィオラピューロ

大きく中緩み（13.0-13.9）の入る瞬発戦。向正面でも大きく動くことがなく、このペースでは後方にいた馬はノーチャンス。ダート1800mであってもここまで大きく緩むことはなく、レベルの低い一戦。

◆敗因
先行での競馬を期待し、期待した通りに前からの競馬をすることができたが最後は脚が止まった。敗因はテンで無理やり押し上げたことで、11.7の部分で進出するために脚を使ってしまった。

◆次走注目馬
なし



京都2R  3歳未勝利（ダ1800m）
◎ピエナクロフネ

ペースとしては中緩みが入るラップで瞬発戦。14.0まで下がってしまっており、その後加速が入るとはいえ楽な展開。にもかかわらず差しが決まったのは、隊列が縦に短かったため。単純な末脚勝負になってしまったが、先頭との差がそこまで開いていないので、上りを出せる馬が上位に来れた。

◆敗因
逃げ馬も不在で緩むと読んでいたので、積極的に前にいく競馬をしてほしかった。ところが、外から行き脚がつかなかったため先行できず。キレる脚もないので、その時点で終了。消耗展開の方が向く馬なので、今回は度外視。

◆次走注目馬
★メイショウモチヅキ
後方から大外を回しており、それでも末脚を伸ばしていたので瞬発力は評価。ただし、今回が初出走でこれだけ楽な競馬を経験してしまったので、速く流れた時に追走できるかどうかが不安。レース慣れができるまでは様子見で、少なくとも次走は手を出しづらい。



新潟6R  3歳未勝利（芝外1800m）
◎ミカエラ

中緩みはあるものの（12.1-12.6-12.6）、2F目には11.5を刻んでいるし、コーナーを回った残り800m地点で加速するロンスパ戦になっており、瞬発戦というよりは消耗戦に近い様相。

◆敗因
推奨しておいてこんなことを言うと怒られるかと思いますが、個人的にはよく頑張ってくれたという印象。追走に課題がある馬だったが、テンは食らいついたものの、3角を回ってペースが速くなったところでズルズルと下がっていってしまった。それでも、後方から脚は伸ばして上り2位の33.9秒。距離延長で新潟外回りを選択してくるあたり、厩舎はこの馬の特徴も掴んでいると思われ、我慢して1600m以降の距離を使い続ければ、いつか穴は開けてくれるはず。1600ｍ～1800mがレンジ。

◆次走注目馬
★★モードフランス
3番手からの競馬。上でも説明したように、消耗度の高い競馬。後方から差してきた馬には交わされたが、それでも脚が鈍ることなく伸ばして3着を確保しており、強い競馬をした。今回初めて積極的に先行策を取ったが、この乗り方は合っていそう。

★ボンベール
★ミカエラ
消耗度合いの高いレースで上りを出せており、展開さえハマれば穴を開けそうな馬。引き続き追いかけてみたい。1600m～2000mがレンジ。



東京8R  4歳上500万下（ダ1400m）
◎クリップスプリンガ

ラップを見ると、短距離1400mにしては早々に緩んでしまっている。しかし、並行ラップ（12.6-12.6、12.3-12.3）を刻んでおり、先行馬にとってやや厳しかったのかなとも思うが、判断が難しいところ。馬群がバラけることなく、先頭までの距離が大きく開いていなかったので、上りを出せる馬が上位にきた瞬発戦。

◆敗因
一言でまとめるならば、位置取りの差。勝ち馬とは前走も同じ組で走ったが、前回に引き続き今回も同じ上り。勝ち馬の方が一列前のインで走れていたのに対し、この馬は外を走らされた上になかなか前が開かず、追い出しに遅れた分差が埋まらなかった。強いのはもう分かっているので、今回あえて次走注目馬では取り上げないが、いい加減このクラスは卒業してほしい。

◆次走注目馬
★スズカアポロ
後追いのようになってしまい、今さら取り上げるのはやや憚られるが、クリップスプリンガと着差なしの3着は決してフロックではない。しかし、過去の戦績を見ているとハナを取れるかどうかに全てがかかっているが、テンが遅い馬なので今回は速い出走馬がいなかったため先手を取れた。このテンではなかなかハナを取るのは難しいが、逃げられるチャンスがあれば狙いたい。ある意味で買い時がはっきりしているので分かりやすい馬。

★デルマシャンパ
勝ち馬オレノマニラと2着クリップスプリンガが上り最速だったが、それに次ぐ37.0秒。瞬発力はある馬なので、中団で追走する競馬ができれば成績は安定しそう。ワンターンの東京にこだわらず、1800mへの延長を希望。



京都9R  メルボルントロフィー（芝外2400m）
◎サンサルドス

ラップを見ると、れっきとした消耗戦。長距離はスローで入りがちだが、テンで11.0-11.5を刻んでおり、その後12.6まで緩んだもののそこから先は加速が続くラップ。最後にはどの馬も脚が鈍ってしまっているのも頷ける。

◆敗因
未勝利勝ちの時と同様、向正面で仕掛ける競馬を試みる。動き始めたのがラップで言うと12.6-12.4の部分で、さらに先頭まで行ききることができずに息が全く入らない展開。最後は脚が止まってしまうのも無理はなく、かなり負荷の高い競馬をした。

◆次走注目馬
★★ダンスディライト
道中は最後方追走だったが、3角の下り坂を過ぎてから加速して進出。ラップで言うと残り800m地点の11.6を刻んだところ。道中は他の馬に比べて楽だったが、最後方から一気に差を詰めた分、残り800mに関してはこの馬が一番しんどい競馬。一時先頭に立つも、仕掛けが早かった分最後は交わされてしまった。

★★サンサルドス
ロンスパどころか超ロンスパの競馬になってしまった。本来ならば最後は脚が止まってしまい最下位まで沈んでもおかしくはない展開だが、この競馬をして5着に残せているのは心肺機能が相当に強い証拠。道中もう少しスローになりさえすればこの馬の好む展開で、引き続きこの競馬をしていけばチャンスはある。この馬のスタイルを考えると、4コーナーを回る一周の競馬がベスト。



東京10R  是政特別（ダ2100m）
◎ジェミニズ

テンこそ遅く入ったものの、その後は一切緩まない上に勝負所から12.3-12.3-12.3-12.4と並行ラップが続く消耗戦。後方からワカミヤオウジとグロンフォールが2段攻勢でマクってきたこともあって、先行勢にとっては厳しすぎる流れ。

◆敗因
勝ち馬が強かったと褒めるべきレース。元々行き脚がつかない馬で、マクりで実績を残してきたが前走からは後方で我慢する競馬。無理して行かせなかったことが功を奏し、脚を伸ばして2着に。そろそろ妙味がなくなってきそうだが、引き続きチェックしたい。

◆次走注目馬
★★グロンフォール
第2次マクり隊。ちょうど並行ラップにさしかかるところから進出を開始してマクっており、その後も息が入らない展開なので一番しんどい競馬をした。最後は後続の猛追をかわして3着に残しており、昇級初戦ではあったが大健闘。

★アルーフクライ
★フラッテリ
ともに先頭集団に取りついてレースを運んだ。並行ラップな上に、2頭のマクりに合う厳しい展開だったが、大崩れすることなく6着、7着。消耗耐性の高さを証明した。



京都11R  平安S（ダ1900m）
◎マイネルユキツバキ

マイネル軍団がともに先行策を取ったレース。テンも速く、マイネル軍団につつかれたため、逃げたサンライズソアもペースを緩めることができずに息が入らない並行ラップでの逃げになった消耗戦。結果的に先行総崩れで差しが台頭する展開になった。

◆敗因
先行勢を潰すためのコンビプレーかのごとく、積極的に前に行って厳しい展開を作り出す。ペースが厳しかったことにつきる。

◆次走注目馬
★★オメガパフューム
この一戦で改めて再評価。斤量59キロを背負い、さらに勝負所で自分から動いて脚を伸ばしての3着で、着差以上に強い競馬をした。これだけの競馬が出来るのであれば今後も楽しみ。

★★サンライズソア
見限るのはまだ早いかなという印象。フェブラリーSはインティの巧みな逃げで瞬発展開になったし、今回はマイネル軍団によってさすがに厳しすぎる競馬に。この内容で掲示板に残しており、むしろこの馬の実力を再認識させられたレース。今後、オッズを下げるようであれば妙味重視で積極的に狙っていきたい。

★マイネルユキツバキ
先行してサンライズソアを潰しに行く競馬をしながら、自身も7着に残している。さすがに今回のような一線級の重賞を戦ってきた面々の中に入ると一枚格落ち感があるが、それでもこの競馬でサンライズソアと0.3秒しか離されていない点は評価。重賞ではなくオープン戦に出てきた場合は上位。これまでは中山での成績が顕著であったが、今回テンから流れにのれたところを見ると、中山以外でもやれる。