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この「好き」は、どこから。

「好き」

「オムライスが好き」
「この2つの商品なら、こっちが好き」
「この香りが好き」
「友だちが好き」
「このアイドルが好き」

たったの2文字、日常で頻繁に使う人もいれば、
めったにつかわない人もいると思う。

私にとっては、ハードルの高い言葉だったけれど
ボランティアを始めてから使うことが増えた。
そう思える、身近な人に出逢った。

人を好きになる。
独りよがりなことも、それで傷つくこともある
けれど、とっても幸せなことだと思う。


私はいつからか、自分の好きという気持ちに
白黒をつけたがるようになっていた。

自分にとっては特別で、大事にしたい言葉。
たくさん口にすることで幸せになることも
あると思うけれど、私にとっては慎重に、
ここぞという時に想いを込めて使いたい言葉。
生半可な気持ちで「好き」という言葉を
使いたくなかった。

気づけば、私の生活圏で気になる人ができたとき

四六時中頭の中で想いを馳せたり、
私の目で捉えた一挙手一投足を
自分の引き出しの中に
綴じ込めたくなったりする人が出来る度に、

本当に好きなのか、どこが好きなのか、
その気持ちを言葉で表せられるようになって
やっと、あぁ、これは本当に好きだ。と自覚する
ようになっていた。


昨日のSnowManの冠ラジオ『素のまんま』で
5th Singleに収録される新曲の初解禁がされた。

『君の彼氏になりたい』の続きを描いた
『僕の彼女になってよ』。

『君の彼氏になりたい』は
私をSnowManの沼へ導いてくれた一曲で
一耳惚れ、一目惚れした曲だ。

そこから、私はめめのかっこよさに惚れたのを
始まりに、しょっぴーのかわいさに頭を悩ませ、
ふっかさんのリアコさに苦悩し、
3Bの沼を泳いだのち、深澤担となった。

その後もSnowManはどんどん人気のグループに
なっていき、【3作連続ミリオン】を達成し、
ファンクラブ会員人数は続々と増え、
様々なジャンルのテレビ番組にも出演し、
世間へ広まっていった。

しかし、4th Singleの曲が解禁される度、
一部のメンバーのファンの嘆くツイートが
目に入った。
なんだか私も、悲しい気持ちになった。

みんな同じだけ楽しみにしていたのに
悲しい気持ちになる人がいることも、
同じグループのファン同士でばちばちすることも
この声がメンバーの目に入ってしまうのでは
ないかと思うことも、悲しかった。

長い間ファンをしている方や、他のグループの
ファンをしている方のツイートでは、
「いまに始まったことじゃない」という声や
「応援の声で変わっていく」という声もあった。

けれど、ずっとグループを守ってきてくれた
好きな人に対する、外部からの一方的な、
その頑張りが報われていないような言葉をみて
私は勝手に傷つき、疲れてしまったのだ。

それでも、ふっかさんの歌声が光るような
バラードで儚いふっかさんが抜かれたとき、
得意なクレーンゲームをテレビで披露したとき、
楽しそうに歌う個性の強いユニット曲が
解禁されたとき、
高校生の頃はモテていたことを
地上波で話しているとき、
ずっと回してきたMC力が1時間生放送
SnowManのみの音楽番組で発揮されたとき、
そうやってふっかさんの素敵なところに
スポットライトが照らされたときには、
私がぽっと呟いていいのかな、と思いながら
深澤担さんと同じ気持ちを感じていることも
嬉しくて、色々な想いを込めてツイートをした。


今回解禁された新曲では
ふっかさんの「君の彼氏になりたい」という
セリフがあった。

Twitterで「#素のまんま」で
最新検索をスクロールすると、
深澤担の嬉しい悲鳴に溢れていた。

嬉しかった。

私の頭の中では、一度聴いただけの
「君の彼氏になりたい」というセリフが
ふっかさんの優しい声で再生され続けていた。

社会人になったらふっかさんみたいな人に
出逢えるかな、と思ってしまった。
出逢えるわけないのに…と思って、苦しくなった。

そういえば、一昨日、本当に偶然、
なんのきっかけか深澤担さんのツイートをみて

深澤さんって本当にリアコなのに、
深澤担って綺麗なお姉さんが多くて、
大人で、絶対に届かない存在な感じが
するから、深澤担はしんどいんよな…

と自分が呟いていたことを思い出した。


今朝目が覚めても、昨日のきゅんとした
淡い気持ちがのこったままだった。

私はふっかさんが好きだけど、
存在が遠すぎて、気持ちに蓋をしているのか。

でも、誰だってアイドルは存在の遠いものだし…


この気持ちのもやもやは、
いますぐには解明しなさそうだ。


身近な人を好きになる気持ちと、
アイドルを好きなる気持ちは
少なからず違うと思う。

中島健人くんは、私にとって王子さまだった。
少女漫画の中でしか存在しなかった、
理想の王子さまが実在する。
理想の王子さま像に対しての、「好き」だった。

神山智洋くんは、住む世界が違う、私が好きに
なるタイプじゃないと無意識に思っていたのに
「私と一緒」と思わせてくれるところが多かった。
ギャップにやられた。

健人くんも、重岡くんも、無条件に好きになるタイプ。
かっこいいし、理想を具現化したみたいな人だ。

でも、神ちゃんに出逢い、理想に夢をみるだけ
じゃなくて、親近感から生まれる「好き」が
あることを知った。

松村北斗くんは、人として「好き」。
もちろん、他の人もそうなのだけど
人としてすごく魅力的で、
北斗くんに見えている世界を
北斗くんの考えていることを
北斗くんのセンスをもっと知りたい、
と思わせてくれる。
だから、もっといろんな北斗くんがみたくなる。

中村海人くんは、アイドル性が「好き」。
うみくんは、キラッキラのアイドルだ。
あんなにかっこいいのに、
ステージ上ではきゅるっきゅるにあざといのを
見たとき、こんな、ケンティーみたいな子が
Jr.にいるんだ‼︎と衝撃を受けた。

自由気まま過ぎるところは、身近にいると
嫌なタイプだな、と時々思ってしまったり、
恋愛観はちゃかちゃんが好きだな、
と思ったりするのだけど
ファンのことを大切にしているところ。
夢に向かって真摯に頑張る、内に秘めた熱が
好きだ。
うみくんのパフォーマンスが、好き。
(そんなこと言いながら、
aikoの曲を聴いてメロメロに拗らせているし、
人のカバンにお菓子を入れることが
ひそかな楽しみなうみくんもかわいすぎるし、
一度好きになってしまえば、
それはもう好きでしかないのだけれど。)


私の中で、ふっかさんに対する「好き」は
いつまでもその源泉をうまく言葉で
表現することができないもので…

「好き」に理由なんてない!という一論も、
あるのかもしれないけど。

でもやっぱり、好きなことは
「なんとなく好き」じゃなくて、
胸を張って「ここが好き!」と言いたい。

下書きをちょっと眠らせて考えて思ったのは
ふっかさんの達観した人間性が「好き」かな。

この気持ちを繙くには、まだ時間がかかりそうだ。

毎日note日記*19日目
〈2607文字〉

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