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小さい秋、みつけた。

昨日、昼下がりの13時半に家を出て、驚いた。
太陽が雲に隠れているのもあるかもしれないけど、
肌寒いのだ。
微塵も暖かさを感じない。

メガネを掛けてマスクをしていると、
自分が吐く吐息でメガネが一瞬白く曇るくらいだ。
秋通り越して、冬じゃん。

寒がりな私にとって、つい先週までいたのに、
とたんに姿をくらましてしまった暖かさと
急にお別れするのは悲しくて、名残惜しい。

そんなことを思いながら、足を進めて
エントランスを抜けて、またびっくりした。

家の前に、背の高い黄色い植物がたくさん生えている。
あれ、いつからこんなに生えていたんだろう…
前日だって、外に出ていたのに。
一晩で、一気に成長したのだろうか?

そんなふうに思うほど、それまで私の視界に
入ってくることのなかった長くて30㎝ほどの植物が
少なくとも10本以上は生えている。

たくさんの小さくて黄色い花を携えた大きな頭を
支えるその逞しい茎や全体像からは
花と呼べるような可憐さは感じないけれど、
ナチュラル雑貨系のデザインでよく目にしたことがある花で、
秋の訪れを告げてくれているような気がした。

そこで、私はこの花のことが気になり、
以前アンインストールした花の名前を
教えてくれるアプリ「ハナノナ」をインストールした。

その花は、「アキノキリンソウ」というらしい。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

多年草
北海道〜九州の日當たりのよい山野に生える。高さ30〜80cm。根生葉はふつう花期には枯れる。莖葉は長さ7〜9cmの卵形〜卵狀楕円形で、基部は細くなって葉柄の翼に 続く。枝の上部に直徑約1.3cmの黃色の頭花を多數つける。中心に両性の筒狀花、まわりに雌性の舌狀花がある。総苞片はほぼ4列に並ぶ。外片は短い。そう果は円柱形。冠毛は長さ約3.5mm。花期は8〜11月。(野に咲く花)
學名は、Solidago virgaurea subsp. asiatica
キク科アキノキリンソウ属

開花時期は8月から11月にかけて、
秋に咲き、10月の誕生花でもあるらしい。

花言葉は、用心 警戒 予防 要注意
強い心 安心 幸せな人 励まし。

花言葉をみて、なんか、しーくんっぽいな、
と思った。

秋の麒麟。
まさに、私がファーストインプレッションを
受けた通りだった。
なんか、かわいいな。

小さな幸せを、もらった気分だ。

毎日note日記*3日目
〈950文字〉

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