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得てして、人は一人では生きられない。

本日をもって、大学のマンツーマンでの学習計画
プログラムが終了した。

今年の夏に、単位も落とせないし、
ボランティアもあるし…ってなって気が滅入り
大学の相談センターみたいなところに飛び込んで
出会った場所。

もっと早くに出会えたらよかった…と思いつつも
その場に行き着くことができて、本当によかった。

全ての授業で完璧に出席して、課題を全て出せた
わけじゃないけれど、私にできることは尽くした。

あとは天命を待って、3月4日の成績発表を受けるのみだ。

今日は、これまでの課題を全部提出したかの確認
と、最終の振り返りをした。

私のコーディネーターの人は、
いつも真面目に面談に毎週出席して、
大きく崩れることもなくコンスタントに
駆け抜けた私を褒めてくれた。

「このまま家でのんびりしたいなぁと
面倒くさくなることもあったけれど、
私は誰かに見てもらわないとモチベーションを
保てないので、ここで休んだら終わると思って…」というと

「でも、人ってひとりではモチベーションを
保てないですよ。スポーツ選手も、ほとんどの人がコーチや監督と伴走している。アメリカには、人生コーディネーターという職業もある。
それだけ、人はひとりで頑張り続けることは
難しい。だから、就職してもに気の合う上司や、
家族や友だちに進捗や計画を確認できると
いいかもね。」と伝えてくれた。

私は、小学生の頃から
真面目なタイプだけど、自分のことには
とことん面倒くさがりのギリギリ人間で、
監視バイトがあれらその人を雇って、
私を監視してくれたら、まともな生活が
送れるのになぁと思っていた。

ひとりでは怠けてしまうのは、
人間としてどこか欠落しているとさえ、
思っていた。
だから、この言葉にすごく救われたのだ。

半年のこのプログラムを通して、
授業後にできる簡単な課題はその日のうちに
取り組むようにしたり、
計画立てたり、授業の記録を残して振り返り、
立て直すことができた。

メモ魔な私は、より一層
日常でもタスクを可視化するようになったけれど
「やるべきこと」が消えたと思ったら新たに
でてきて、ふと永遠とタスクを消費する人生に
苦しさを覚えることもあったけれど、
「優先順位をつけるといいよ」とアドバイスを
もらった。

そして、これまではあまりしてこなかった
家族や他の人に、やるべきことの進捗や計画を
伝えることで自分のモチベーションに繋げること
ができた。

「人は一人でも生きられるけど、
人と共に生きた方がもっと楽しい。」

これは私がボランティアで学んだことだけれど、

「伴走者がいたほうが、真っ直ぐ走れる」

ということを、このプログラムを通して知った。

最後に、「〇〇さんのおかげです。」と伝えると
「よく、みんなそう言ってくれるんだけど、
そんなことないんだよ。
私も、〇〇さんが走ってくれるから、
一緒に走ることができるんだよ。」と仰ってくれた。

…この関係、アイドルとファンみたいだなぁ。
でも、ボランティアでも、きっと家族とか、
いろんな場面において、
あなたがいるから頑張れるそんな関係で
人の人生は成り立っているんだろうな。

そんな風に想える人との縁を、
これからも大切に繋いでいきたい。

〈1277文字〉 #あいうえおエッセイ  「え」

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