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新鮮なものは、キラキラしてみえる。

1週間程前、トラジャのインスタストーリーで
7人の成人男性たちが雪ではしゃぐ姿をみて、
すごくほっこり幸せな気持ちになった。
雪が綺麗と笑うのは君がいい〜♪の歌詞を
自然と連想して、その歌詞を初めて噛み締めた。
7人がいる東京の空の下に、雪を降らせてくれて
ありがとう神様、という気持ちになった。

と同時に、私は北海道出身な上に、
連日冬のキャンプでたくさんの雪に囲まれていて
こんなにピュアな反応はできないなぁと、
楽しそうに雪ではしゃぐ7人をみて
どこか寂しく、ちょっぴり羨ましく思った。

キャンプをしていても、関西の子どもたちは
バスから見える景色の中に少しずつ雪が
見え始めると、うわぁ〜!と歓声をあげる。
何度トンネルを抜けて似たような景色を見ても、
まるで初めて見たかのように同じ反応をする。

キャンプから帰ってきた仲間は、
ずっと雪に囲まれていたけど、やっぱり大阪で
雪が降るとテンションがあがるなぁと言っていて
なんだか可愛く思えた。

今日、のえまるを読んで、
日々の中にも気づきがたくさんあることに
改めて気付かされた。

人は繰り返すものに慣れ、刺激を求める生き物だ。
自分が持っているものよりも隣の芝生が青く見える、ないものねだりな生き物だ。

私も、外国や初めての地に降り立った時は
細胞が沸き立つようなキラキラに包まれる。
それと同時に、私にとって新鮮なこの風景は
誰かにとっての当たり前であり、日常なのだと
思い、羨ましく思うことが昔からよくあった。

きっと、私も北海道出身じゃなければ、
雪を見るたびに心が浮き足だったのだろう。
でも、みんなが羨むほど、雪に囲まれて過ごして
いたことって、実はすごいことなのかもしれない。

…うみまるにあげられていた、
うみくんの目に映るちゃかちゃんは、
当たり前のようにいつもいる存在なのかな。
それは、私からしたらすごく羨ましいような
そう思うのもおこがましく思えるほど、
夢みたいな話だけれど。
きっと私のこの日々も、誰かにとっては新鮮で
キラキラしたものなんだ。

私は、新鮮なものに出逢った時、
キラキラを思いっきり感じられる気持ちを。
誰かにとって新鮮な日常が今ここにあることを
ありがたく大切に想う心を忘れずに、生きていきたい。

〈901文字〉

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