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未来へとバトンを紡ぐお祭りを|2022/03/13 U35-KYOTO 交流会


京都の概ね35歳以下の多様なプレイヤーが集い、これからの京都を描く、U35-KYOTO。
新型コロナウイルスの感染拡大に細心の注意を払いつつ、2021年度の活動の集大成となる交流会が3月13日に開催されました。

会場は、いつも素敵なわくわく空間を提供いただいている京都リサーチパークさん。
(いつもお世話になっております!)
続々とU35世代の方々が会場に集まり、交流会恒例となった自己紹介シートを書いて、写真撮影から始まります。

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写真はその場でGoogleスライドにUPし共有され、今日どんなU35世代が参加しているか、後からでも思い出して繋がれるようにしています。

この日の交流会は、まず最初に「U35-KYOTOってどんなイメージ?」の問いかけからはじまりました。
参加者が思い思いに語ることからスタート。

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語られた言葉から見えてきたのは、一人一人にとって、U35-KYOTOの存在理由や価値が違うこと。そして、京都のまちをより良くしていくという共通の願いがある「器」のようなコミュニティであることが見えはじめました。
どうやら、U35-KYOTOは色々な願いを叶えていくきっかけが生まれる場所のようでもあります。

続いては、2021年度のU35-KYOTOが
「どんなことをやってきたのか」
「どんな結果が出てきたのか」
「これからどこに向かうのか」
についてシェアされました。

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財政の厳しい京都市。そんな中でも、このまちに暮らす私たち自身ができることから行動を続けてきた1年だと、振り返って気づく時間でした。

「こんな学びの場があったらいいな」ではじまったニジノタネプロジェクトさんの「はじめてのお使い企画」は、地域の子育て世代のみなさんが力を合わせて、子どもたちがお使いを通じて成長できる舞台を作り上げた素敵な試みに。
若者の投票率をアップさせたい京都市選挙管理委員会さんは、前回の交流会で出会ったNPO法人Mielkaさんと連携して、効果的なアプローチを行うための具体的なアクションを取られることに。

実は、京都市に任せてきた取組の中にも私たちにができることがあって、私たち自身で暮らしを豊かにすることができる。
結果として、財政負担を減らしたり、市民・民間の力でまちを変えることもできる。
そんな兆しが2021年度の活動から見えてきました。

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ユニークなのが、決して「財政を破綻させない!」や「社会課題をなくしたい!」という課題解決を出発点にしているのではなく、一人一人の「願い」から生まれたアクションが、結果として社会の課題を解決しているということでした。
願いをみんなで叶えていくと、その先には笑顔があふれる未来が待っているのかもしれません。
そうした願いから生まれる試みを、バラバラで進めるのでなく「京都市基本計画」を1つの道標とすることで、一人一人の想いと力を重ね大きなムーブメントになる予感がしました。みんなのパワーを集中する上でもぜひ「京都市基本計画」をご覧ください!

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交流会の後半は、KYOTO- COMMOSと称した、「この指とまれ」形式のアイデアや願いを叶えるための意見交換・作戦会議。

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 色々な「願い」が立ち並び、いいなぁと思ったアイデアや願いのテーブルに移動し、どうすると実現できるかをみんなでワイワイ話し合いました。

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お花見からU35世代の繋がりを広げていきたいチームやまちを守るという視点から「ジェンダーと防災」をテーマに防災をアップデートしたいチーム、アートを京都のまちの日常にしたいチームなど、様々な想いが溢れる中、夢で終わらない時間のために、次どうする?のアイデアまで生まれてきました。

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気づけば熱いワイワイな時間は終わりの時間となり、2021年度の交流会は閉会へと向かいます。

2021年度は、U35-KYOTOが任意団体として設立した年であり、その存在理由が一人一人に寄り添って変わる、やさしいコミュニティになれた一年でした。

2022年度は、こうした一人一人の願いがプロジェクトになり、大きなうねりへとシフトし、より良い京都になっていくことを願い、祝う「お祭り」をしよう!と(一部ではキラーコンテンツ、自治フェスなる呼び名も出てきています)次の目標が明確になってきました。

こうして交流会は次のステージに向かうための、「はじまりの終わり」として、宴もたけなわにお開きとなりました。
それでは2022年度のU35-KYOTOの活動もお楽しみにください!

※本記事は京都市の委託に基づくものです。

文:仲田匡志
写真:小黒恵太朗

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