初海外日記 in タイ

3月1日(金) 21:45「MM989便　スワンナプーム国際空港行き」に
乗り込んだ。

海外未経験の僕が初めて「国際線に乗った日。」

隣の座席の日本好きなRomanというアメリカ人の青年に
「こんにちは。」と日本語で言われてから僕の旅は始まった。

機内に流れるキャビンアテンダントの機内放送が流れると同時に、
那覇空港のターミナルで買った
「ポーク卵おにぎり」と「さんぴん茶」を食べた。

飛行機が遂に離陸した。
僕の心の中ではこれから見る新しい世界へのワクワクと
ちょっぴ不安な気持ちのまま空へと飛び立った。



約4時間のフライト後、
遂にバンコクのスワンナプーム国際空港に降り立った。
空港内に入ると同時に微かなスパイスの香りが漂っていた。
空港の奥へ奥へ進むうちに、普段は見慣れないタイ語の文字が
並んでいるのを見て少しずつタイにきたことを実感していった。

スムーズに出国ゲートを通り過ぎるかと思いきや
いきなりタイの保安員に止められた。
彼は「Hotel,Hotel」と何度も僕に伝えた。
僕も片言の英語で対応したが、よく聞き取ると
「ホテルの住所が途中までしか書いていないから全部書け！」と
言っていた。

僕は急いでスマホを取り出し、残りの住所を書き足した。
正直心臓はバクバクで一緒に行っていたスタッフが
淡々と通り過ぎている中で自分だけあたふたしているのが少し恥ずかしく、
まだまだ「旅人ルーキー」だなと実感した瞬間だった。

その日はそのまま空港泊。
これままた初めてだった。
ひんやりとしたフローリングの上で軽く仮眠をとった。
僕のタイでの1日目が終わった。