月間まとめ_2020.10

今年中にやっておきたいFlashゲームが多すぎる。小伏史央です。
10月の月間まとめ。今回はちょっと長いです。

リレー小説

先月の記事でも紹介しましたが、Googleドキュメントで即興で交互に数文ずつ書き足していき、それを何周も繰り返す、という終わりなきリレー小説を、10月も行いました。先月と同じく、Gamygynさん、咲耶さんにご参加いただきました。
書いたのがこれ→http://duca.deci.jp/tenmillion/20201011.html
ただ今回、ちょっと特殊なのが、3人それぞれ別のお題を使用したこと。前回は共通の1つのお題を使っていましたが、今回は別々のお題を持って、それぞれ別のお題を達成するために動きました。そうすると自然と、おのおの展開の主導権を握ろうとするので、書き進めていて相手との駆け引きが非常に重要になってきます。おかげで飛躍的に楽しい執筆空間になっていました。
実際に使用したお題はこちら:
Gamygynさん - ジト目の魔王様が押してだめなら引いてみる
咲耶さん - 目つきの鋭いブルースがソフトクリームを別のものと間違える
小伏 - 中学生のクロウが衝撃を受ける
テンミリ二次創作なのでキャラも指定です。お題は白湯割さんのお題メーカーより。単語ひとつみたいなお題でないのもこの試みに合っていますね。お題ひとつひとつが濃いから、それぞれのお題を達成しようとするとどうしても他のお題を食ってしまう。その中でどう立ち回るか。
とても楽しかったです。この形式で一度企画とか開いてみてもいいかもしれませんね。

ブンゲイファイトクラブ2

予選敗退したので観客としてワイワイやっています。

本戦出場作品の感想を10月末からぼつぼつ呟いているので、参考にどうぞ。
また敗退作品である「備忘録」をサイトに公開しました。関澤鉄兵さんが敗退作品リストを作ってくださっていますのでそちらもぜひ。

第59回てきすとぽい杯

参加しました。1時間+15分の即興小説企画。
今回のお題は「匂いの記憶」でした。
自分は「ヒッチコックみたいにはなれなかったけど」という、ヒッチコック作品によく出てくる主観ショットとリアクションショットの繰り返しを小説でやってみようという感じの小説を書きました。お題が嗅覚に関連しているので、視覚メインの作品は良い感じに浮いて見えるかなという狙いもあり、結果的に中途半端になったきらいもあり。

15分即興小説

10月も15分即興を何個か書きました。もはやお家芸になっていますが、このせいで変な筋肉ついてるんじゃないかな、と最近不安になってきてはいます。
夜と光と」(一次)と「ブルースくんの取材」(二次)が比較的良い感じ。

三題噺

ツイッターでなんか書きました。ブロマゼ(テンミリ二次創作)です。

埃城更新

10月はいろいろ過去作品をサイトに掲載しました。
上述のリレー小説とBFC敗退作品のほかに、
短編「」「あなたに光をください」(いずれも2018)
掌編「その後の作者たち」「阿修羅大福」(いずれも2020)
を新たに掲載しました。短編はどちらも文戯掲載作品です。どちらもそれぞれ別ベクトルの面白さを持っている作品なので、私はこちらが好き、という反応をしてくださる方がいて嬉しかったです。
「その後の作者たち」は数か月前のQBOOK作品ですが、9月10月とQBOOKSには参加できていません……。特に10月(11月掲載分)はQBOOKSに登録するきっかけになった金河南さんが参加してらしてて、久々に企画にご一緒したかったのですが、うまく間に合わせられず。またタイミングが合ったときによろしくお願いします。(サイト見てます。「ようこそ!」嬉しいです)
あとfaviconを設置しました。

テンミリオン18周年

今年10月28日はシフトアップネットさんのフリーゲーム「テンミリオン」の18周年でした。おめでとうございます!
周年記念作品は用意できませんでしたが、ツイッターで記念作品のお題を募集しました。おふたりからそれぞれ、「おとな」「テンミリ世界でのブロテミ」というお題をいただきました。それぞれ19周年までの完成を目安に、のんびり時間を見つけて書くつもりです。お題提供ありがとうございます!

Skeb

Skebに登録しました。Skebはイラストとボイス作品のリクエストを仲介する有料版お題箱のようなサイトなのですが、11月中に小説の取り扱いを始める予定とのことです。
始まったらリクエストを募集してみようと思っています。小伏に何か猛烈に書かせたいものがある、という奇特な方は、一次二次問わず受け付けますので、そのときはよろしくお願いいたします。

フィンディルの感想

自分の活動というわけではないですが、10月の出来事なので紹介。
フィンディルさんという、とんでもない深度と分量で感想を書く感想人がいらっしゃるのですが、その方が今年Fanboxでの感想依頼サービスを開始しました。Fanboxですが無料でも依頼できます。
そこで短編「無言」(2017)の感想を依頼しました。3年前企画に投稿した作品で、個人的に好きな作品だったのですが、公開してから3年間感想ゼロという状態でした。そもそも感想を言うのがめちゃくちゃ難しい作品だという自覚もあったのですが、フィンディルさんはどんな感想を書くのだろう、自分の伝えたいとおりに伝えられているのだろうかということを確かめたい思いがあり、応募しました。
結果、いただいた感想がこちら。すごいです。単純に分量に着目してみても、5,000文字程度の作品に対する感想が、約33,000文字です。もちろん質においても、根拠を提示しながらの作品解釈、指摘点の論理展開など、予想以上の質の高さです。この方の感想がすごいことは前もって知っていましたが、実際に受けてみると本当にすごい。
すごいです。ぜひどんな感想を書くのか確認したあと、作者の方は応募してみてください。

その他見たもの読んだもの

10月に見た映画の中で特に良かったやつ
・天気の子(2019) 再視聴
10月に見た漫画の中で特に良かったやつ
高橋聖一「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ サイテー!おバカ大王にさよならを

以上です。来月に続きます。


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