ヒルズ夜光

・頭の中に色々と書きつけておきたい出来事が積もりはじめたので、そろそろ最後の近況noteから半月経ったかなと思ったら10日も経ってなかった。季節と共に情報量は移ろいを見せる。天へ翔け天を衝くタワーオブよだか、この秋最高に優雅な夢とときめきの高層レジデンスが中部地方に初登場。どうですか。最近、久川凪の影響でマンションポエムというものを嗜んでいます。嗜むなよそんなもん。

・マジでバリバリにイカした古着を買った。アロハシャツのような形状で薄手、アジア圏のメーカーに実在するのかしないのか怪しげなマッチ箱がごろごろと大判であしらわれた濃青の総柄シャツ。柄が良くてガラが悪い。新学期はこれを着て学内をのし歩くぜ、と思っていたら県の感染状況を踏まえてあと2週間はオンライン授業に決定とのこと。そろそろ秋の風が吹きかけている。対面授業の日々が戻ってくる頃にはとても一枚では着られないだろう。かといってちょっとコンビニ行く時に卸す、というのもなんか嫌だ。というウジウジを突き詰めた結果、大学の友人にシャツを見せたすぎて「よう、遊ぼうぜ」というかっこつけLINEを送った。何が遊ぼうぜだ。シャツ見て…の間違いである。ごめんなさい。

・↑こういうイキった振る舞いをしているせいで、聡明なひとに「よだかは友人のことを舎弟にしている」と思われていたという珍事件が発生した。反省はしている。ご学友とはかれこれ一年近くの友人付き合いになる。初めてのプレゼミの日が実質中3で学校生活をドロップアウトした僕の実質4年ぶりの社会復帰の日で、ガタガタ震えながら前日にAKIRAを見て、「俺は金田…俺は金田…」と思いながら翌日学校に行って金田みたいに堂々と振る舞ってみたら後に退けなくなった。歳下の皆さんはこれを反面教師に、無理のない誤解を呼ばない大学デビューをしてくださいね。

・学内の書き物(クリエイティブなやつではなく、ちょっとした感想文のような)コンテストで佳作を取った。良かったと思わないわけじゃないけど、まだ上に優秀賞と最優秀賞があるのに二年生にもなってそこに届かなかった、二ランク分の遅れを取った、という悔しさの方が勝っているので素直に喜べない。全ての学部が参加できる中で、これだけ書き物に特化して勉強させてもらっている自分がここ止まりだったことは反省しなきゃいけない。一番良いものを書けなければいけない。大学院に進む選択肢のない僕にとってこれが最後の二年半だ。全てのプライドを賭け、刹那にして物語を紡ぐ未知の邸宅。ヒルズ夜光、駅からすぐ。

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