見出し画像

【FaB】Kayo構築済みのリストが出ましたが…


0.はじめに

はじめましてお久しぶりです。
前回のMTGの記事からしばらくたってしまいましたが、ちゃんと生きてます。
最近はMTGだけでなく、ポケモンカードゲームやFLESH and BLOODなんかも始めてしまったため、毎日何かしらのカードゲームの事を考えてます。
本当はいろいろ記事を書こうとしたんですが、書きかけで挫折したりそもそも書こうともしなかったりで…。

で、今回はFLESH and BLOODの話です。
私自身、今年2月から始めたばかりなので大したことは無いですが、ちょうど5/3に自分が使用しているヒーローの構築済みのデッキリストが出たようなので、その話でもしようと思います。
間違ってたりしたら先輩方、コメントで教えてください。

1.Kayo - Armory Deck


以前から発売が告知されていましたが、ようやくデッキリストが公開されました。Classic Constructed(CC)向けの商品で、構築済みなのでそのまま使用できます。Armory Deckと名乗っているだけあって、ちゃんと構築も考えられているようですが…。その中身は?

https://fabtcg.com/decklists/kayo-armory-deck/  (FaB英語公式)

あー、うん、なるほどね。
とりあえず、Kayoらしい攻撃的なコモンやレアのカードは大体入ってます。
Bare FangsやWild Rideといった、低レアリティであるがガチ構築でも使われている攻撃カードはちゃんと3枚積みだし、Agile Windupのような手札から捨ててAgilityやMightトークンを生成するギミックもちゃんと入ってる。

守備値は無いけどほぼ確実に高打点。手札も減らない。コモナーでもお世話になっております。
手数が少なくなりがちなKayoにとって貴重なgo again。手札が減らないのも偉い。
だいたい手札から捨てられる。先行1Tにあると嬉しい。

しかしながら、高レアリティであるMajesticのカードが、構築済み新規を除いてSavage Beatdownだけっていうのはどうにかならなかったのか…。
(おそらく高額レアの値崩れを避ける目的だと思われるが)

弱くはないが、気軽にポンポン使えるわけじゃない。流石に3枚は多すぎる。

このカードを使いやすくする理由からか、青Pitchのカードがかなり入っており、とりあえず事故りにくくしてストレスなくプレイしてもらおうという意図がみえる。
とはいえ、KayoもといBruteの花形と言えるBloodrush Bellowくらいは入っていて欲しかったなぁというのは欲張りだろうか?

これを使いたいがためにBruteやってるまである。
(注:これは構築済みデッキに入ってません)

2.構築済みの目玉、新規カード

と、ネガティブな話から入ってしまったが、もちろんこの構築済みを購入する意味はある。それが新規収録カードだ。

《Savege Sash》

このデッキを購入する理由の9割

リスト公開前から発表されていたカードの1枚で、これを破壊することで、このターンに使用する攻撃値6以上のアタックアクションカードのコストを1つ下げることができるという、非常に強力な胸装備だ。
驚くべきことに、このコストカット効果によくありがちな、『次に使用するアタックアクションカード』ではなく、『このターンに使用する ”すべて の” アタックアクションカード』に適用できるという点が素晴らしい。Agilityトークンで下準備しておいて、連続攻撃を決めれば一気にライフを削るビックアクションを作ることも可能だろう(やっぱりBloodrush Bellow入れたほうが良かったんじゃないですかね?)
その上守備値2のTemper持ちという、普通のセットならLegend装備級の強さを誇る装備品だ。
また、胸装備はこれといった定番Brute専用装備が少ないため、他のLegend装備と装備枠が競合しにくいのも強みだろう。

《Hide Tanner》

ジェネリック《Apex Bonebreaker》

新規腕装備。能力を使用する条件はあるが、破壊することで即座にMightトークンを2つ生成できる。能力を使用する条件については、Kayoにとって息をするより簡単なため、特別気になることは無いだろう。
競合するのは《Apex Bonebreaker》だが、あっちはLegend装備なので、コストパフォーマンスに関してはこちらのほうが上であり、十分仕事は出来る。守備値は低いが、Battleworn持ちなので気軽に防御に回せるのも強みだろう。
注意点として、Mightトークン生成のため、実際に打点が上がるのは次のターンであることが弱点である。起動するタイミングは注意しましょう。
競技イベントでも、サイドボードとして採用の余地はあるかもしれない。

《Strength Rules All》

Brute版《Command and Conquer》?
どちらかというと《Send Packing》亜種か。

ヒットすると相手の格納庫(正直この翻訳は好きになれないなぁ…)のカードを表にし、そのアタックアクションカードの攻撃値が与えたダメージより少なかったら、それを追放するという効果。
Command and ConquerやSend Packingと違い、アタックアクションカード限定ではありますが、格納庫のカードに損害を与えられるのは貴重な効果だったりします。
ただ、先輩方よりも効果が限定的で、ダメージが少ないとそもそも追放できないこともあるため、打点の低いカードで構成されたヒーローの時しか使いにくいのが弱点ですね。

《Run Roughshod》

《踏み荒らし》にしか見えない。

これも事前に公開されたカードの1枚ですね。
青ピッチは基本的にピッチとして使用するのが基本ですが、これはコストが1と使いやすく、手札コストを必要としないため、アクション権とピッチが余ったときには便利かもしれません。
とはいえあくまでピッチコスト枠なので、採用するならコストが高く使いにくいSmash InstinctやWrecker Rompの代わりでしょうか?

3.追加購入しておきたいカード

そんなこんなで、このままでは構築済みデッキといいつつ、新規胸装備課金アイテムと化してしまいそうなので、もしここからKayoを始めたいという方々に、おススメのカードをいくつかピックアップしておきたい。

《Bloodrush Bellow》(優先度:★★★★★)

BruteがBruteである理由

もう既に話に出てしまっていますが、Bruteをやる以上は絶対に避けて通れないカードです。
たった1コストと手札1枚で、このターンの ”全ての” ”Bruteアタック” の攻撃値を2上昇させるだけではなく、カードを2枚も引けてしまいます。
これだけでも素晴らしいのですが、攻撃値上昇効果が”Bruteアタック"であり、アクションカードでは無いため、なんと武器にも攻撃値上昇効果が乗る点がぶっ壊れてます。手札次第ではありますが、構築済みデッキに入っているMandible Clawも使いながら、高打点連続攻撃を決めてしまいましょう!
ただし、このカード自体に攻撃値が無いため、Brute特有の捨てたカードの攻撃値6以上ボーナスを阻害するという弱点があります。とはいえ、この破格の性能を考えれば、小さなリスクとして割り切るべきでしょう。3枚買え!

《Cast Bones》(優先度:★★★★★)

スーパー坊主めくり

こちらも攻撃値無しのため、一見Bruteには適さないカードに見えるかもしれないが、今のBruteを大きく強化した1枚
デッキの上から6枚を公開し、その中にある攻撃値6以上のカードの数だけMightトークンを生成する。さらにこれの解決時にMightトークンが6つ以上コントロールしていれば、追加でAgilityトークンまで貰えてしまう。
当然だが、デッキの中のほとんどのカードが攻撃値6以上(Kayoの能力により、デッキ内の攻撃値5のカードは攻撃値6として扱う)のため、高い確率でMightトークンを5個以上生成できるだろう。全部当たればAgilityトークンまでついてくるので、次のターンはビックターン確定だ!
なお、Agilityトークン生成の条件は、Cast Bonesの解決時にMightトークンを6つ以上コントロールしていることであるため、Cast Bonesを使用する前に別途Mightトークンを用意出来れば、Agilityトークン生成の条件はより楽になるため、覚えておきましょう。3枚買え!

《Beast Within》(優先度:★★★★)

注:3/3のビーストトークンは生成しません

Bloodrush Bellowと共にBruteを支えた1枚。
3コスト攻撃値6、守備値3と、レアリティとコストの割に合わない性能ですが、どちらかというとこれは手札コストとして優秀なカード。
手札などからこれが捨てられると、デッキの一番上のカードを追放し、攻撃値6以上なら手札に加え、そうでなければ手順を繰り返すというもの。
ライフを失うが、ライフ1点で手札損失が無くなるなら安いですね。
3枚買え!と言いたいところですが、あくまで手札コストなので、上記2枚よりは若干劣るか。余裕があれば買っておきたい。

《Agile Windup(赤)・(黄)》(優先度★★★★★)、《Clash of Agility(黄)》(優先度:★★★)

今までのカードからみるとだいぶレアリティが下がりますが、Bruteやるならとりあえず揃えておいて欲しいカードだったりします。
どんなに強力なアタックアクションカードがあっても、1ターンに1回使ってターンエンドなら、ぶっちゃけGuardianのほうが打点は高いです。
そこで重要なのが、Agilityトークンによるgo again付与で、複数回のアクションを取ることです。
構築済みデッキにもAgilityトークンを生成するカードは入っていますが、正直もっと欲しい場面は多いです。MightトークンはKayoの能力で簡単に出せるので、Mighty Windupよりはこちらを優先しましょう。
ただし、Clash of Agilityは対戦相手のほうが攻撃値の高いカードを採用している場合には逆効果になりかねないので、サイドアウトしてください。
どちらも安いカードなので、とりあえず3枚ずつ買っておいて損は無いです。
合わせて、Agilityトークンが安定して出せるなら、Runner Runnerも選択肢として入れてみてよいと思います。

噛み合えば強力だが、ダメな時はとことんダメな1枚。無理して使おうとせず、手札コストにするか、格納庫に仕込んでおいて、タイミングを見計らうのが良いと思っています。

Legend装備(優先度:★)(注:マジでお値段がヤバいので本当に余裕があるときでいいです)

割と優先度低め。防御目的なら構築済みに入ってるKnuckleheadでも十分強い。
Hide Tannerも十分強いが、こちらは攻防一体の強力な装備。個人的には最優先。
ダイス効果に気が取られがちだが、守備値2のBattlewornという高い防御性能こそ本体。
なお、ピンチの時は割とダイス振ります。

4.おわりに

他にも沢山お勧めしたいカードがあるのですが(Send Packingとか)、このままだとほぼデッキ解説になりかねないので、今回はここまでにしておきます。

新規プレイヤーだけではなく、既存プレイヤーのパーツ取り目的(主に胸装備)でも需要がありそうな構築済みデッキとなるでしょう。
日本にもある程度出回ってくれればいいのですが…。これこそ日本語版を出すべきじゃないですかねLSSさん!

どうやら7月にもArmory Deckを出す予定らしいので、今後のFaBの展開に期待しつつ、終わりにしたいと思います。それではよいFaBライフを。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?