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河童

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天下分け目の戦から幾日か過ぎた日。 旅の坊主が古びた小さな社で一夜の宿をとっていると、そこへ怪我をした若い侍が転がり込んでくる。名を康介と名のり『落ち武者』と身を明かした。 それ…
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#生臭

河童59

イビツな頭と黒い目玉がこちらを視ている。娘の眼を。 その黒い目玉と見つめあい、声も出せず…

アガ
7か月前
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河童47

姿が見えなくなってしまい、坊主は自分の上がった顎に気づき、ゆっくりと姿勢を戻し呼吸をする…

アガ
1年前

河童46

少しでも動けば斬りつける。 間合いと溜めをつくり倒れている河童をうかがい見る。 「・・死ん…

アガ
1年前