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河童

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天下分け目の戦から幾日か過ぎた日。 旅の坊主が古びた小さな社で一夜の宿をとっていると、そこへ怪我をした若い侍が転がり込んでくる。名を康介と名のり『落ち武者』と身を明かした。 それ…
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#村人

河童67

起き上がろうと手足を動かすと身体がきしむ。 腰と脚に激痛が走った。 動くに動けない。痛みの…

アガ
3か月前

河童63

「うっっ」 だからと言って、眼から目を離せずにいる。 ぶら下がる首へと、語りかけたいが言葉…

アガ
5か月前
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河童41

「それからじゃよ。こうして夏を真ん中に三度、この社に供えにきているのは。今は日照りがある…

アガ
1年前
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河童40

「ほんとうだね。子どもだからと云って嘘はダメだよ。おじさんたちは、何代か前はお侍だろう。…

アガ
1年前
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