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河童

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天下分け目の戦から幾日か過ぎた日。 旅の坊主が古びた小さな社で一夜の宿をとっていると、そこへ怪我をした若い侍が転がり込んでくる。名を康介と名のり『落ち武者』と身を明かした。 それ…
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2021年12月の記事一覧

河童 7

娘の話に坊主と康介。 お互い目を会わせ「夢でも見たか」と、口には出さずに言葉をかわす。 …

アガ
2年前
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河童6

「きゃっ」 娘の喉から歯切れのよき悲鳴がとびだす。 大きく出るはずの声は、背後から飛び付き…

アガ
2年前
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