「ことば」にできない
「ことば」は、人間が思ったこと、感じたことを伝えようとして、今日まで変化を遂げてきました。
結果、年々単語が増え、様変わりし、感情を伝える道具は増えている印象があります。
けれど、ニュアンス、雰囲気を言葉で伝えるのって、何年経っても、いくつになっても本当に難しい。
そんな「ことば」は世界中にあって、その国独自に発達した「ことば」となって使われている、ということは、とても興味深いことです。
翻訳できない世界のことば
エラ・フランシス・サンダース 著
前田まゆみ 訳
難しい言語学のようなことは分かりませんが、この絵本を読んでみて、日本語でもあると素敵だなー!という「ことば」が、いくつもありました。
「帰ることができない場所への郷愁と哀切の気持ち。過去に失った場所や永遠に存在しない場所に対して」という単語や
「だれかと初めて出会って、直感的にその人が良い人だと感じる時」の単語
「シャツの裾を絶対ズボンの中に入れようとしない男の人」なんていう単語まであります・笑
そんな中に日本語もいくつかエントリーされております。
その1つが【ボケっと[BOKETTO]】です。
本文には「なにも考えないでいることに名前をつけるほど、それを大切にしているのはすてきだと思います」という文が添えられて。
何もしない時間にも名前をつける、、、なるほど、そういうことになるのか。
「ことば」に興味がある方は、どうぞのぞいてみてください。
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