見出し画像

昔のネタデッキ(笑)をさらにレストアした話

 前の話はこちらから。
 なんでまたレストア(リペア)しなければならなくなったかというと、これまた非常に簡単な話です。
 ここ最近のカードパワー上がりすぎ!!

1.前回のレシピのおさらいと反省

 前回紹介させていただいたレシピがこちら。

デッキコンセプトおさらい
バーサーカーソウルを使おう
・バーサーカーソウルの起動にはオクトバイパス(ランク3)を使おう!
・使用後の貧弱なリソースは墓地で補おう!(ヴォルカニック・カウンターで一気に勝ちを目指すのが理想)

 ここにカオスネフティスを入れたり微改造は続けていましたが、もはや最近のオタク遊戯王には太刀打ちできなくなってきました。
主な敗因は以下の通りです。

・初動が細い(1妨害に弱い
・墓地に落ちておいしくない誘発がかなり多い
・墓地に炎がなくヴォルカニックカウンターが不発になる
・2ターン目以降のリソース差がエグい

 そう、またもや時代に取り残されたのです!

 まあ悲観することばかりではありません。
 現代パワーに追いつけなくても勝てる時はありました。勝因に繋がりうる強みは以下の通りです。

ハイドランダーの存在(フリチェ墓地肥やしと除去)
シラユキの妨害が安定する。
・超電磁で耐えてからアクセスの切り返しはやはり強い。

 3つ挙げましたが強みはほぼシラユキです。
 オマエもシラユキ最高と叫びなさい!!

2.改造後レシピ

 ウダウダ言う前に貼られる改造後のレシピはこちら。

イシズ! ティアラ! 炭酸!

頭をハッピーで埋め尽くす

 シラユキ、ひいては墓地リソースが強みなのであれば、イシズティアラを取り入れない理由がないです。
 ケルドウとムドラが不採用なのは私が気持ちよくなれないからです。
炭酸が入ってる理由は初動の最終盤面を考えた結果です。
今まで目指していた最終盤面はマスカレーナアストラムくらいでしたが、こちらのレシピの最終盤面はスプリンド+ギガンティック+メイルゥ(+墓地にソウルシザーとランダム肥やし3枚)です。
 ルートを書く前に長くなるので画像で概要を付けます。直撮りです(めんどくさがりで申し訳ない)。

ガイド初動
ケルビーニで魔サイ→シザー落とし
なんだかすごいことになってきたぞ
炭酸かナ❓😅
脆そうに見えて実はめんどくさい盤面


初手:下記のいずれか
ガイド/ 魔サイorクリッター☆3SS / ☆3×2+☆2が並ぶ /etc.

ーーーー
上記画像の展開例としてガイド初動の場合
ガイドefグラバースニッチSS→ケルビーニLS
グラバースニッチefガトルホッグSS
ケルビーニef魔サイ→ソウルシザー墓地送り
ガトルホッグとケルビーニでスプリンドLS
ガトルホッグefケルビーニSS
スプリンドefメイルゥ墓地送り
メイルゥefドロゴンFS(今後のことを考えてグラバースニッチ戻し推奨)
ドロゴンとケルビーニでエルフLS
エルフefソウルシザーSS(相手に場があれば1破壊)
エルフとソウルシザーでギガンティックXS
ギガンティックefメイルゥSS
ーーーー

結果: スプリンド+ギガンティック+メイルゥ(+墓地にソウルシザーとランダム肥やし3枚)
バウンス1、破壊されたら1破壊、メイルゥ効果破壊するとスタペリアFS(+ランダムに肥やされた墓地の何か)

 たった一枚で墓地行った直後にデッキに帰った直後にデッキからSSされるメイルゥに敬礼。君がいなければ、君がレベル2ティアラじゃなければ、君がそれぞれターン1じゃなければ、このルートは開拓できなかった。

3.パワカにまみれても個性を失うな

 ここまで読んでいただいた方の中には「結局パワカチンパンジーやんけ」と思われる方もいらっしゃると思います。
 HAHAHA。

 しかしよく考えていただきたい。
 1ターンに彼岸とティアラと炭酸全部やるデッキは珍しいんじゃないでしょうか?
ましてや、ほぼフルモンかつほぼハイランダー構築も珍しいはずです。
 逆にこれらを満たすデッキがあればパクリに参考にしに行くので見せていただきたい……。

 というかぶっちゃけ、これ組んでる途中で「バーサーカーソウル抜いた方が強くない?」と自分自身で気付き、抜こうとしたんですよ。
無理でした
 バーサーカーソウルが抜ける→ランク3を立てる意味がなくなる→レベル3がごそっと抜ける→彼岸も抜けるので墓地を肥やす意味も薄くなりハイドランダーが抜ける→……
 まるで長時間続けたジェンガのように、サーチもできないバーサーカーソウルを抜いた瞬間にデッキが崩壊しました。長年継ぎ足された秘伝のソース、と言う単語を聞いて悲鳴を上げるSEやプログラマの気持ちが痛いほど分かりました……。

 このデッキはバーサーカーソウルが発売された直後、2014年から続くもの。引退期間こそありますが、約10年間の積み重ねが執念となってこのデッキを形作っている気がしてなりません。
 当時学生で捻くれていた私はガチデッキやテンプレを嫌悪していました。個性がない、面白くないと。
 今でこそそれらに敬意を払えていますが、当時の気持ちが完全に無くなったかと言うと嘘になります。
 昔の私よ、見ているか。お前の怨念がこのデッキを没個性にさせてくれなかったのだ。

4.使用感・まとめなど

 このデッキの使用感ですが、やはり以前より勝率は上がりました。カジュアル寄りではありますが【壊獣御巫】も倒せました。
 そして何より、私の名刺らしさが増した気がします。
 私のスタンスは「パワカも誘発も躊躇なく使うが、シナジーがなければ採用しないし、ワンキルも過剰な制圧もしない」というものです。ここまでパワカに染まりながらも、カジュアルかつよく分からない挙動をするなんて、私を知ってもらう初戦に持ってこいではありませんか。
 ここまで読了いただいた皆様も、ここ1年ほどのパワカでデッキを蘇らせませんか?
 きっと当時のワクワクを思い出せるはずです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?