別れの季節に思うこと

3月が嫌いだ。
というより、別れが嫌いだからそれが度重なるこの時期はどうもだめだ。

仲良しの親友も、表面上の付き合いだけだった人も、黙って隣にいるだけで安心できるあなたも、大嫌いなあいつも、みんな一斉にいなくなってしまう。4月になれば新しい出会いはあるけれど、それまでがしんどい。私も今のままでいいのか、どこか新天地に行った方がいいのか、不安な気持ちが押し寄せてくる。

でも別れがあることで1人ではないと気づける。基本的に単独行動で、一匹狼だと思っていた。周りになんて誰もいないって思っていた。けれど1人になって気がついた。全ての人が私の人生になんらかの影響を与えてくれた。独りではなかったんだ。

また会うわけでもないし、そもそも時間を合わせるのが難しい。せいぜいたまに連絡をとるくらいだ。SNSで近況を知ることもあれば、そもそも知らない人もいる。どこかで元気にしているのだろうか。

これからもっと沢山の方々に出会うだろう。だけど今までの人達を越えることは決してない。一人ひとりが最高の仲間たちなんだ。