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『覚り人』と仏教の根底にあるもの

仏教では、無分別として有無・善悪などの分別を超えていくことを説く。 心の方向性によって、同じものごとでも善にもなり、悪にもなるということである。認識するということが、分別するということになり、偏りが生じていることになる。制御とはこの偏りを無くすことだといえる。自分の認識を一度否定してみて、違う見方をしてみるということだ。ここに気づきというものがあらわれる。気づきとは、自分が当たり前だとか、正しいと思って見ていることを、改めて見ることによって、それまでに見えていたものとは違う

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