見出し画像

影響を与えられまくった大好きなクセありな登場人物 3選

お久しぶりです。映画の藤井です。今年も暑くなって来ましたがいかがお過ごしでしょうか?
私は、今年で三十路になるのですが、年々代謝が落ちてきているのを肌で感じ、おじさんの仲間入りをするのだなと日々、実感する毎日です。
平凡なおじさんでありながら厨二心が全くなくなっていない私は、度々一癖も二癖もある人物像に惹きつけられてしまいます。
今回は、強烈に惹きつけられてしまった映画の中のクセありな登場人物にスポットを当てて紹介させていただきます。

まず一人目は、「ナポレオン・ダイナマイト」に登場する主人公の「ナポレオン」です。邦題が「バス男」と名付けられ、「日本一最悪な日本語題」と言われる映画です。
この映画はいわゆるスクールコメディ映画なのですが、主人公が通学にバスを使うだけで、バスは映画の本筋に関わるわけでもないんですが、この時代、日本では「電車男」が大ブームだったので、流行りにのって安直に名付けられてしまったものなんです。笑
ただ、全く無関係なタイトルというわけではなく、主人公が超ナードな雰囲気プンプンのダサ男で、日本でいうところのオタクに近い人物像で描かれています。くるくるの天然パーマでおじいちゃんのお下がりのようなダブルブリッジのメガネ、履き潰したジーパンを腰の上まで引き上げタックインしているというかなり冴えない風貌でその上、まともに人の目をみてコミュニケーションがとれない、そんないわゆるスクールカースト最底辺の彼が、これまた冴えない転校生ペドロと友達になりペドロが生徒会長選挙に立候補したいと言い出したので、彼を当選させるため奔走するというのがざっくりとしたあらすじです。
ですが僕的に、この映画にストーリー性はさほど重要でもなく
とにかくキャラクターを見て楽しんで欲しいです。目が虚で、よだれを垂れ流す主人公がかなりデフォルメ化されている化感じるのですが、日本のイケメンが演じるようなオタクではないのでかなり、リアリティが高く最初はなんだこいつと思うような主人公ですが、映画が終わる頃には彼のことがなんか好きになっていると思います。

二人目は、「トレイン・スポッテイング」に登場する主要人物レントンの親友「スパッド」です。
ドラッグに溺れる若者たちの陽気で悲惨な青春を描き90年代イギリスのポップカルチャーを象徴する作品となった青春映画です。
この映画は、全体通してかっこいいのですが、何より若かりし頃のユアンマクレガーがとにかくかっこいいということは、以前ご紹介させていただいたこともあるかと思います。
ですが、私が惹きつけられたのはその親友の「スパッド」です。GANTZのネギ星人のような見た目でいつも気弱でオドオドしており、みるからにコミュ障で変人に見えるのですが、なぜか纏っている雰囲気そのものがおしゃれな彼に20代前半の頃の私は強烈に惹きつけられ今でも、自分に影響を与え続けているキャラクターです。映画の内容自体はシリアスですが全体通してポップに描かれていて観やすい映画だと思うので、観たことのない方は是非観てみてください。

最後の三人目は「まほろ駅前多田便利軒」に登場する主人公の相棒「行天春彦」です。便利を営んでいる主人公の多田が仕事中、中学の同級生である行天春彦と出会います。
そこまで仲良くなかった行天にいきなり居候をさせてくれと頼まれるのですが、学生時代に多田が彫刻刀で行天の手に深い傷をつけてしまった罪悪感で断りきれず居候をさせてしまうことに…
「友達以上親友未満」の二人がタッグを組み便利屋にくる様々な依頼を解決していく話です。
若かりし頃の私は、ロン毛でガウンを羽織り、ジャージに便所サンダルというホームレスのような風貌で飄々としていながら、どこかこの世の真理をみているような彼に心酔してしまい、一時期、Nハリの白のロンTばかり着てロン毛というような格好をしてしまっていたくらい影響を受けてしまった人物です。映画だけでなくドラマもあるので、是非こちらも観てみてください。

いかがでしたでしょうか?
自分の影響を受けた人物から掘り下げて、当時を思い出してみるのも面白いかも知れませんね。
ではまた会う日まで〜

出典:
https://www.netflix.com/jp
https://www.amazon.co.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?