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AWS APAC Community Summit 2022に登壇した話

 どうも、テポ(@Typhon666_death)です。差し込んだ画像どおり自分の名前もでてますが。

 AWSが主催するアジア・パシフィック圏のAWSコミュニティが一堂に会するイベントとして、AWS APAC Community Summit 2022が行われました。CfP(Call for Proposal)に応募したところ、採択され、社会人になって初の英語登壇をしたら、もうなんか色々と圧倒されるもやりきったお話をここに。イベント参加備忘録はこちらのブログにて。


イベントの概要

 まず、今回のイベントそのものは、APACの150人くらいのAWSユーザーにしてコミュニティをやっている人達、AWS Heroes、AWS Community Buildersの集会。テックだけでなく、各国各地域ごとでどのようなコミュニティ活動が行われいるかを議論したりする場なので、よく聴くAWS Summitとかとはすこし別物です。
 ちなみに、参加者は今回招待てことで、渡航費、ホテル代、食事代はAWSが負担。もういたれりつくせり。

英語登壇するきっかけ

 7/29にCfPの募集が開始されましたが、自分はちょうどCNSec2022の登壇が直前に控えていたので、終わってからCfPを考えました。さらにその前にAWS re:Inventで、AWS Heroes向けにCfP募集も行われており、それの不採択が判明していたので、再度書き方などを焼き直して、APAC向けでエントリーしたところ、採択されたというのが実情でした。54本のLTにして、11本が採択、日本からは2本採択されました。昨年、イベントを開催してから、考えていたのは、いつか海外で登壇すること!だったので、今回こそまさにチャンス!と考えて、自分自身をGo Globalさせるにはいいチャンスと考えました。

参加者が集まるSlack

 そして、このイベントの発表から数日後に参加者の中でCFPを募るから、テックでもノンテクでもいいのでしゃべりたいやつは応募しな、というアナウンスがあり、自分は色々とネタを放り出して、6本のエントリーを行いました。うち、1本は共同。結果的に自分単独で提出した以下のJAWS PANKRATION 2021を開催したことについてのプロポーサルが採択されました。(黄色ハイライト)

結果的にラスベガスで不合格、APACで合格

CfP採択から準備まで

 採択結果が、8/26にあり、9/2までにスライド作って出してね、とか鬼畜かと思いましたが、今年1月に開催した振り返りイベントである程度英語で作っていたのが功を奏して、なんとか作り上げることができました。その期間の間の休日を潰して、スライド作成とトークスクリプトを作成していました。AWSJのエヴァンジェリストである亀田さんから、配信基盤を担当していた松井さんと一緒に登壇してね!と言われたので、分担できてそこは楽だったかな。
 スライドレビューは亀田さんに行っていただき、枚数多すぎということでスライドを減らしたのですが、イベント中に思うものあってまた増えたり、結果、26枚となりました。トークスクリプトの発音レビューはJAWS-UG GameTech専門支部テッダー・マイケルさんに一部の英語修正を経て、実際のアメリカンイングリッシュで喋ってもらったものを録音させていただき、それを時間あるときは聴くようにしてました。

 発表したスライドはこちら。

 英語で登壇するにむけてスライドとトークスクリプトで準備したことや意識したことは以下のとおりでした。

  • JAWS PANKRATION 2021のイベント開催は運営メンバーによる全員野球であったということ

    • 実行委員メンバーを全員紹介すること

    • どんな実績が各国にとって衝撃がありそうだったか、それを紹介すること

  • イベントが凄かった!と言わせるための数字を見せること

    • Amazon IVSの27時間稼働とゼロダウンタイムはとても反応がよかった

  • 退屈させないLTにするために、デモでPocketalkの操作

    • 「AWSは200以上の優れたサービスを持っています」を日本語で喋って英語にて読み出し、ライブデモで一発認識成功!

  • イベントTシャツの生着替え、当時のイベントに参加した人に挙手させることで参加してた人たちとの一体感を出す

    • 笑ってくれたりして、反応も良かった

  • できる限り伝えたいことを簡潔に

 実際に用意していたトークスクリプトもスライドも登壇当日のリハまで修正していました。暗記することもやっていたけど、思い出そうとしながら、全然違うことを言うより、英語圏ではないんだから、英語が伝わらないのは当たり前という前提のもと、どう伝えたいことを伝えるかについて考えてました。
 結果的にはトークスクリプトを書き出したWordファイルを足元のディスプレイに表示していただき、それを読み上げる上で、喋り方や強調したいところで抑揚をつけて、できる限りの正しい発音に近い形で伝えることが可能とわかり、こちらが読み上げるのにあわせて、スタッフの方がトークスクリプトのページめくりをしてくれたので、とても助かりました。完全にジャパニーズイングリッシュでしたけどね!

Timetabel

当日の早朝リハ

 登壇当日の朝7:30-8:00でリハをしましたが、デジタルチェックで、音がでるか、スライド送りの確認、トークスクリプトの表示確認をしました。こちらで作っていたトークスクリプトのGoogle DocsのURLを渡して、Wordファイルを書き出し、フォントサイズを修正して、足元に大きく表示し、手をあげて、スクリプトファイルのページ送りをしてもらうことを確認しました。当日の立ち会いには感謝してます、AWSのVieloma Lauraさん。

リハーサル中の一枚

登壇直前

 登壇直前がTea Breakで前日のイベントでも体験したのは、各国とても時間にルーズなので、休憩後は人の集まりが悪いと感じてました。でも、我々の出番のときだけはステージ横から見ても、そんなことなかったんですよね。
 ちなみに、私はオンライン勉強会でも登壇する直前はとても緊張する人で発表5分前には必ず吐きたくなる人で、急いでトイレで吐いてたりしました。

登壇直前、紹介される前の私(左)と松井さん(右)

登壇

発表したスライドはこちら。(再び)

タイトルはEfforts to Organizing & Broadcastiong JAWS-UG's global event "JAWS PANKRATION 2021 -Up till Down-"

私の写真しか表示されなかったけど、でかでかと自分が表示されるのムズい
最前列はほとんど日本のメンバーで応援してくれる。他にも各国のメンバーがずらりと。
左側モニター3枚は左から、写してるスライド、残り時間、トークスクリプトです。
アウトプットしないのは知的な便秘、APACで物理デビュー #ssmjp
生着替えしたあとの登壇中の松井さん
APACで参加してくれた人がこの写真からだと日本人以外でも3名
登壇後はランチで午後もあるけどビールで乾杯!

登壇後の反応

 日本人メンバーからはほんと良かった、嬉しかったといってもらえ、各国からは昼飯いくまでの道中で質問攻め。
 日本人メンバーの姿勢には脱帽、細かいオペレーションに動画に登壇のしやすさは最高だった(これは当時の参加者)、いつか日本でまたPankrationが行われたときはぜひ呼んで!、そのTシャツどこで買える?余ってるならくれないか?、配信基盤の詳細がgithubで上がってるならシェアしてくれ!など。嬉しい反応ですね!

登壇しての感想

 自分は英語できないながら、チャレンジすることを今回選択しましたが、経験してよかったなと思いましたし、JAWS-UGの参加メンバーにもそういう姿を見せて、次につなげてもらうためのきっかけを与えることができたかなと思ってます。来年、同様のAPAC Summit、あるいはre:Inventが開催されるなら、そこでのCfPを勝ち取って、英語登壇を行ってほしいなと思います。また、私自身も本業のセキュリティをネタにして、いつか登壇することができるといいなと思います。来年までに仕込みたい。

今回のイベントの振り返りイベント

 今回のイベントの日本人参加者による振り返りイベントを10/17に行います。登壇者はJAWS-UGだけでなく、日本のAWSコミュニティのメンバーからも登壇予定です。旅行してきた!だけではなく、何を現地イベントで学んだのか、参加できなかった方々に共有するためのイベントを開催しますので、ご興味ある方はぜひご参加いただければと思います。タイムテーブルはそこそこ変える予定です。

Twitterで、ハッシュタグ #AWSCommunityAPAC で検索してもらうと、参加者のいろんな反応を見ることができるとおもいますので、そちらでも見てもらえるとよいですね。

いやー、ほんとやりきったー!\(^o^)/

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