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人海戦術の原因について2

朝鮮戦争における人海戦術について、以下のような評価を見つけた。

朝鮮における中共軍の”人海戦術”でさえも、おそらく速戦即決戦闘への優勢兵力集中を唱える毛沢東理論から出たものであろう。

「毛沢東の戦争理論と兵法」
(アリス・L.シェ『原爆と毛沢東の兵法 : 中共は何を考えているか』(アジア問題叢書)、
毎日新聞社、1965年、49項)


人海戦術を「無意味な人命無視の愚策」と断罪するのではなく、人海戦術の原因に優勢兵力の集中を唱える毛沢東戦争理論の存在を指摘している。

しかし、「優勢兵力の集中」というのは、いずれの軍隊においても重視されているのではないだろうか。

それであれば、問題は戦闘方法が拙劣であった点にあるのではないか。
この点は以下の記事で述べた。


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