ぶらり関西みて歩記(あるき)
枚方宿〔第2回〕
シーボルトも訪れたかもしれない船宿「鍵屋」と淀川水運の要衝「郵便屋の渡し跡」
江戸時代全期を通じて、参勤交代の大名行列や商人をはじめ、多くの旅人が枚方宿を通行した。その中には、外国人の姿もあった。
江戸初期にオランダ商館付の医師として来日したドイツ人エンゲルベルト・ケンペル、江戸中期頃に朝鮮通信使の製述官(書記官)として来日した申維翰(シン・イカン)、幕末にはイギリス駐日公使館の通訳として来日したアーネスト・サトウやシーボルトといった、幕末史ではお馴染み