オーディオブック傾聴録112(超訳 君主論)
4時間30分(紙本207ページ−彩図社2011/09/21)。
著者 許 成準、ナレーター 志葉 丈瑠・小墨 カフロ。
参考リンク(著者・ナレーター)
ナレーター両氏のWeb経歴見つけられず😓
✏️傾聴録111の取りまとめに苦戦しているので、今回は先に憲政史上最長政権の後を無事継いだ新政権誕生記念(?)に『君主論』を。
そして少し趣向を変えて、『超訳 君主論』を前政権に照らし合わせて採点してみた。さて最長政権の結果は如何に?
[採点表]
◎2点 ◯1点 △0点 ✖️−1点 ✖︎−2点
原著(参考文献)
参考リンク
独学ノート📝
『超訳 君主論ーマキャベリに学ぶ帝王学ー』
許 成準 著・彩図社 刊
はじめに
目次
1章 リーダーは道徳に縛られてはならない
▪️「良い人」と「良いリーダー」の違い
▪️君主は理想だけを追い求めるな
▪️リーダーは冷酷な面を持て
▪️君主と信義
▪️善行が良い結果を生むとは限らない
▪️悪行は一気に、善行は徐々に
[tips] 偉人が成功できたのは善良だったから?
✏️上から順に◯◯◯◯◯✖️◯
計7問 6点/満点14点
2章 尊敬されるリーダー、軽蔑されるリーダー
▪️君主が避けなければならない二つのこと
▪️君主が軽蔑されないためには
▪️君主が憎悪されないためには
▪️善行でも恨みを買うことがある
▪️側近の恨みを買うリーダーは破滅する
▪️嫌な仕事は押しつけろ
▪️リーダーは部下の富の創出を助ける存在である
[tips] リーダーはなぜ憎悪と軽蔑を避けるべきなのか
✏️上から✖︎✖︎✖︎◯◎◎◎✖︎
計8問 −1点/満点16点
3章 他人に依存すれば必ず滅びる
▪️成功の二つの要因
▪️自らの力で不幸も幸運に変わる
▪️他人の約束を過信する君主は没落する
▪️他人の力を借りて握った権力は不安定だ
▪️賢明な君主は他人の武力を借りない
▪️憲兵は百害あって一利なし
▪️援軍に依存すれば自滅する
▪️独自の力を磨かなければならない
▪️他人の援助は美食に潜む毒の如し
[tips] 外的要素と内的要素
✏️順に◯◯✖️△△✖️△✖︎✖︎△
計10問 −4点/満点20点
4章 こうすれば権力を維持できる
▪️内部の敵から身を守る方法
▪️絶対多数の支持を得ろ
▪️権威と力だけに依存してはいけない
▪️有力者の支持より民衆の支持
▪️君主が大衆の支持を受ける方法
▪️宗教的な忠誠心を創造しろ
▪️側近の忠誠心を維持する方法
▪️組織の利害関係を調節する
▪️絶対多数の支持は鉄壁の要塞となる
[tips] 人の上に立つということ
✏️上から順に△◯◎◯△◎◎◎◯◯
計10問 12点/満点20点
5章 リーダーは二面性を使い分けよ
▪️戦いには二つの方法がある
▪️君主は知恵と力の両方を備えろ
▪️君主は善悪を兼備せよ
▪️規律のためには恐ろしいリーダーになれ
▪️恐怖の対象になっても憎悪の対象になってはいけない
▪️自身の評判は選べる
▪️見た目は良い人でなければいけない
▪️だが、実際に良い人である必要はない
▪️政策は自分の信念より状況によってきめるべき
[tips] なぜ両極端の気質を兼ね備える必要があるのか
✏️上から◯△◯△✖︎✖️◯◯◯△
計10問 2点/満点20点
6章 未来に備えることがリーダーの務めである
▪️君主は常に自己啓発につとめるべき
▪️常に本番を想定した日常を送れ
▪️戦略の選択
▪️問題点は早期に発見せよ
▪️気前の良いのとケチ、どっちが良い?
▪️倹約家が最後に笑う
▪️失敗の原因は自分自身にある
[tips] 偏執症患者だけが生き残る
✏️順に✖️(料亭政治の努力を加味して)△◯△△△△△
計8問 0点/満点16点
7章 部下をうまく使う盤石の組織運営
▪️分裂した組織は脆弱だ
▪️“敵”を活用する
▪️不満分子とは働くな
▪️側近の能力はリーダーの資質を反映する
▪️リーダーに必要なのは知能より判断力
▪️甘い言葉に騙されない方法
▪️良い助言は君主の賢明さから生まれる
▪️信頼できる人を登用する方法
▪️支配体制の2種類
▪️自分のスタイルを持つ者たちへの対処法
▪️プライドを持つ者たちへの対処法
[tips] 部下は上司の鏡
✏️◎◎◎◎◯◎◯◎◯◯◯◯
計12問 18点/満点24点
8章 有益な敵がいれば害となる味方もいる
▪️弱きを助け、強きをくじけ
▪️強者を手伝うな
▪️どっちつかずは敵を作るだけだ
▪️同盟する時に 注意すべきこと
▪️中途半端な措置は避けろ
[tips] 現代の戦争には敵も味方もない
✏️上から順に✖︎✖︎✖︎◯✖️◯
計6問 −5点/満点12点
9章 リーダーは野望を持ち、大胆に行動すべし
▪️有能な者の野望は当然
▪️君主が名声を得る方法
▪️慎重な人より大胆な人が成功する
▪️改革が難しい理由
▪️改革を成功させる方法
[tips] 人生の転機
✏️上から△△△△△△(前半は成功したがそれゆえ後半ほぼ何も出来なかったので)
計6問 0点/満点12点
10章 運命に流されず人生の勝者となれ
▪️人間は運命にどう対処すべきか
▪️運命は激しい川の如し
▪️自分の気質と時代の状況
▪️時代の流れに柔軟に対処せよ
▪️偉大な人物を模倣せよ
▪️賢明な君主はいつも運命の変化に備える
▪️試練を克服することで人間は強くなる
[tips] 自分なりの方法で運命を変えろ
✏️順に◯△△△△◯◯◯
計8問 4点/満点16点
総計 85問 32点/満点170点
おわりに
✏️参考リンク
あとがき(独学ノート📝)
今回の『超訳 君主論』的に、1番評価出来たのが「7章組織運営」1番ダメだったのは「8章の敵味方への対処法」。
「リーダー論」において、もっともしてはいけない“むやみに敵を作るな“を熱心に追求した政権だったと思う。本来なら、憲政史上最長の政権なのだから、もっと高い評価点数が出たハズー。
まあ、らしい政権の終わり方だったともいえるが。✍️
(そもそも日本🇯🇵の政治形態は君主制ではないーというツッコミはなしで💦)
−おまけ(進捗具合)−
いよいよ完成間近?
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