投稿24日目 「自分の頭で考える」

ブロガーのちきりんさんの著書のタイトルにもなっている「自分の頭で考える」ということについて書きたいと思います。

私は、ずっと自分の頭で考えてきたと思ってました。しかし、振り返ってみると、自分の頭でなく、「世間の正解」を探していた時期があったように思います。

世間の正解を探すことは、私が責任を取らなくていいし、既に認められたことを発言しているので、「正しいこと」だと自信を持って言える行為です。私自身がどんな人物でどんな価値観を持っていて、それゆえこう考えるのだといった意見ではなく、テレビや本やネットなどでの情報を引用し、それをさも自分の考えかのように披露してきました。今もそういった部分はあると思いますが、一度自分の中に入れ、咀嚼し、価値観と照らし合わせてみて、その通りだと心から思えることを発するようになりました。

この作業こそが、「自分の頭で考えること」だと私は思っています。

では、そういった、世間の正解を探すことから、自分が正しいと思うことへの転換はどうやって起こったか考えてみる。

それは、自分が決断することを積み重ねたからだと思います。本当に小さなことでいい、私がやりたいこと、責任を取ることを増やしていく。欲望ややらないといけない仕事に追い立てられるのでなく、決まった枠の中で、自分がどうしたいかを、毎回考えること。仕事をどういう順番で、どれぐらいの時間をかけて、どんなクオリティのものを提供したいか。そして、それを振り返って、できたところは褒め、できなかったところは次どうするかを考える。そうやって、自分の判断に自信を持てるようにしてきました。

今の世の中には正解はたくさんあります。唯一の正解はありません。正解を求める必要もありません。何を正解にするかしかない。だからこそ、私が納得できる正解を見つけていきたい。

できないこともあるけど、思い通りにならないことも多いけど、できないことばっかりに目を向けるのでなく、積み重ねてきた道を振り返って、私はどう生きたいのか、何を目指したいのかを考え続けること。

そして、そんなできない自分も愛しい自分の一部だと。この世界に存在しているかけがえのない人間の一人だと。存在しているだけで価値がある人物だと信じていく。

頑張ることだけが偉いわけじゃない。しんどい時があってもいい。でも決して諦めないで。一休みして、力が湧いてきたら、心からやりたいことが湧き出てくるはず。

そんなことをぼんやりと考えました。

人生に正解はない。だからこそ、自分がどう生きるのか、考えるのはあなたしかいない。私はこれからも自分の頭で考えて生きていたい。

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