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拝啓 ~あなたへのお返事~


ー 私は今、微笑んでいます。

何故なら、あなたのくれた言葉があまりにもあなたらしいから。


いつも聴こえているよ。

あなたと一緒に聴いていたあの曲。

透き通るような心地よい風に吹かれて踊る、枝や葉の揺れる音。

そして、少し寂しげなあなたの囁き。


あなたの淹れてくれた珈琲。香りだけは毎朝いただいてますよ。あなたが大きなため息を漏らしながら、その珈琲を啜っているのも知ってます。


あなたの前に姿を現すことができるのは、きっともう直ぐ。

玉のような露をのせて輝く葉、花の蜜を吸いに集まる黄色や白の蝶。

生命のエネルギーが溢れんばかりに活発になるその日。

あなたとの思い出の詰まったいつもの丘で。

天まで届けとばかりに伸びる、あの木の下で。


あなたが心の底から願ってさえくれれば、きっと会える。

あなたの願いが届けば、私は絶対に会いに行く。

願い疲れて居眠りしているあなたの元へ。

約束する。私は必ず向かうと。

愛しいひとの待つ、あの木の下へ。


木の下で願うあなたへ ー

      雲の上から見守る私より




こちらへのお返事として書かせていただきました。


参加させていただいたのは、この企画。



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