井口さんが卒業した。/2020.5.13
日向坂46から井口眞緒さんが卒業しましたね。
週刊誌が原因で。
事実を本人も認め、謝罪したが復活に至らなかった。
最年長者の立場、苦手なダンスや歌への不安、彼女の中で自罰や葛藤がたくさんあったのだろうな。
日向坂を知って1年経たないが本当に惜しい人が去ってしまったと思う。
ひな会いでも佐々木久美キャプテンが先頭旗手で、井口さんがしんがりのような頼もしさがあった。
ライブで観ることは叶わなかったが、彼女とファンの関係は理想的だった。
アイドルのスキルはもたずともアイドルの素質は誰よりも圧倒的で、応援される力はグループ随一だと思う。
それほど魅力的な彼女の活躍をもっと見たかった。
なぜアイドルはわかってても恋愛をやめられないのか。
恋愛禁止という不文律。
その禁をあばかれた人はあらゆる不利益を被る。
理不尽だなぁ。
卒業を発表した乃木坂46白石麻衣さんがノースキャンダルを貫いたと話題になった。
あらゆる欲望に惑わされずアイドルを全うすることが矜持になってるんだろうな。
もはや現代のサムライだな。
しかし恋愛によってファンがショックを受ける。
もはやアイドルも自覚してる構造だ。
それでもしくじってしまう仕組みを考えてみた。
テレビ番組「しくじり先生」のMC、オードリー若林さんはヒルナンデスで椅子を壊した週、自身のラジオでこう語っている。
「しくじる人にはパターンがある。しくじる人は事件のはるか前からずっと心が、しくじってる。事件をきっかけにそれが可視化される。」
便宜上しくじりとするが今回は恋心がその種だ。
恋は盲目なんていうけど、ストレスからも目をつむれるぶっちぎり最強のカンフル剤なんだろう。
みんなのものであるアイドルと相性が悪すぎる。
日の目を浴び注目され、ダンスのレッスン、プロモーション、ルックスのケア、ファンサービス、あらゆる気を配らなくてはいけない。
こころの部屋が容量がいっぱいになる前に発散し部屋のスペースを空けることで、おだやかに健やな生活が送れるが、それが追いつかなくなっていよいよ、こころがいっぱいいっぱいになったとき、ふとアイドルの職務を放してしまってもおかしくないと思う。
あくまで想像だが、井口さんはこういったごく自然な流れで卒業してしまったのだろう。
アイドルの職務、恋愛体質、多忙によるストレスのコンボ。
この連鎖は変えられない流れで、今後もアイドルの熱愛はだれか飯のタネになっていくんだろうな。
そのときわたしたちファンは、どういうリアクションをとるべきか考えとかなきゃいけないな。
いつかスナック眞緒ができたときは、ママお手製カクテル飲みにいかなきゃな。
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