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スラム化したひなあい。

今週も『日向坂で会いましょう』面白かったですね。

先日行われたヒット祈願で海に出た”釣り選抜”8名以外のメンバーにフォーカスし、『東京フレンドパーク』を模して色んなアトラクションでオードリーと対決する企画。

この番組の小ネタのあまりの豊富さや再現度の高さは、度々取り沙汰されている。しかし過去の放送を振り返っても、今回の再現度は頭ひとつ抜けていた。

メンバー紹介のフォントや、勝利するともらえる金貨にウォールクラッシュ、フラッシュザウルスの流れる光。あらゆるところが全部懐かしかった。
メンバーと卓球するオードリーなんてまさに、ホッケーをするホンジャマカだった。

ひなあいで対決企画をすると、すごく見応えがある。
勝負に一生懸命だし、メンバーの運動神経の平均値が高い。
なによりオードリーの存在が大きい。

坂道グループの番組において、番組MCはバラエティに不慣れな彼女たちを親身に見守る存在として、親族に例えられる。バナナマンは公式お兄ちゃん、土田晃之さんは公式お父さんといった具合だ。

しかし『日向坂で会いましょう』関連で、オードリーのそういった例えを見たことがない。
昔ラジオで若林さんが「お兄ちゃんなんて名乗るのもなんかおかしい」みたいなことを言ってたし、日向坂ファン側からもそういった例えを積極的に生み出していこうという気配も感じない。

それもこれもあの番組において、オードリーと日向坂46はあくまで共演者なのだ。ファンとしては少し寂しい気持ちだけど、このソードラインがあるからこそ、番組の面白さが成り立ってることは否定できない。そしてこのソードラインが建前であることをどこかで感じられるから、あの番組は微笑ましいんだ。

この対立構造があるから、ひなあいの対決企画のエンターテイメント性がより盛り上がるので、見応えがあって楽しい。

それにしても、今週の主役はオードリーだったなあ。
素晴らしき助演男優賞。ずっとオードリーのペースだった。
卓球対決のときなんて、本当に滅茶苦茶だった。ミスした春日さんに足蹴りはもちろん、ストンピングしたりヘアスプレーぶっかけたり、本当に治安が悪かった。久々にテレビでストンピングって見た。深夜番組らしくてすごく好きな回になった。

YouTuber大好きな濱岸さんがめちゃくちゃビックリしてたもんな。面白かった。
同じぶっかけヘアスプレーでも、画面越しの若者と数メートル先の40超えたのおじさんたちじゃ、臨場感も意味も全然違うもんな。
画面越しのわたしも「オードリーの2人も、コンプラの時代でストレスフルなんだな」って思った。

こんな面白い企画が2週で終わってしまうのはもったいないな。
前回までの特技企画が3週分だったことを考えると、ひなあいのテレビ業界への強かさを感じるなどした。

おしまい。

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