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ひなあいでこんなに話しちゃっていいの?

今週も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

前回に引き続きメンバーが日々の生活で大切にしているマイルールをVTRで紹介するわたしのマイルール企画。今回は昼と夜のマイルールがフィーチャーされた。

今回の企画は全体を通して心地よい空気が流れていた。
日向坂46が出演した『あちこちオードリー』でも確認できたように、互いに対する壁がとっぱらわれた関係は会話を支えてくれる。さながらラジオのように、ほどよくラフでリラックスした空気の放送から彼女たちの成長を感じた。とくに番組当初から人見知りで口下手だった濱岸さんがオードリーと会話している姿に感動せずにはいられなかった。

昼編では、おもに歯みがきの話題がおおく取り上げられた。いまや売れっ子の彼女たちが勤務時間内であろう時間帯で、個性があらわれる行為が歯磨きにあたるんだろう。

余談になるが、わたしはどうも口の中をのぞかれるのが恥ずかしいらしい。視認できる内臓のひとつで、文字どおり玄関口だ。磨きのこしがあったら…なにかつまってたら…そう考えるだけで玄関を掃除したあとじゃないととてもじゃないけど人様には見せられない。

この歯みがきについてひとつ思うところがあって、わたしは咀嚼音がとくべつ苦手なわけでもないし、歯みがき最中の口腔内を想像して気持ちわるくなったりもしないんだけど、彼女たちの歯みがき姿はどうも落ち着かなかった。女性があけすけに生理の話をしてる場面にはじめて遭遇したときの「え?そんな話、外でしていいの?」にちかい。アイドルが、手足の脱毛や健康診断など身体にまつわるそれらの話をするくらいなら下ネタのほうがまだましだとさえ思う。情報をもとにしょうもない輩が想像を展開し発信する気持ちの悪さなど、考えるだけで反吐が出る。

なによりもアイドルは表側を見せるてなんぼの存在だと思っている。
ブログからtwitterまで実像を切り売りすることが珍しくない現代アイドルが一般化しても、したからこそ磨く裏側をみせないようにするアイドルが好きだ。だから歯みがきの話でメンバーの暴露にあたふたしながらも取り繕う齊藤さんは素晴らしかった。アイドルを守ろうとした振る舞いは齊藤さんのプロ意識そのものだった。食事の後始末は下手でも、トークの後始末は上手だった。

とどのつまりは、食事の後始末を見たことで拒絶反応がでてしまったのだ。かつてアイドルとトイレを切り離したがった人びとのように。
そんなアイドルの裏側をみてしまった後ろめたさと疑似的にとはいえ歯を磨いているメンバーの歯磨き以前を想像した共感性羞恥が作用してしまった結果、こんな調子でぐじぐじnoteを書いている。

あとはなんといっても山口さんの特別編だな。
山口さんが恥ずかしい思いをしたときに加藤さんが『男友達だから』を歌うくだりは、コントとして完成された流れだった。わざわざ特別編に仕立て上げたということはもしかしたら、収録済みのストック分にこのくだりがあるのかもしれない。

来週はついに番組歴史上初のバレンタイン企画。ひなあい系譜の先にあるバレンタイン企画とはどのような仕上がりになるのか、すごく楽しみだ。

おしまい。

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