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ただがむしゃらに『日向坂で会いましょう』のジャマを貫いた彼女は、

今週も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

ロケだ!!!!!!!!!
今回は先日の7th『僕なんか』シングルキャンペーンで優勝したチームに授与されたご褒美「オードリーとのロケ」を履行する【ヒットキャンペーン優勝記念!ご褒美ツアー】へ出かけた。ヒット祈願以外で番組ロケをしたのは、あの伝説の宮崎ロケ以来になるので約2年9か月ぶりになるか。………とても長かった。

今回は優勝したBチームだった潮紗理菜さん、丹生明里さん、宮田愛萌さん、森本茉莉さん、山口陽世さんが晴れてオードリーとロケすることが叶った。とくに当時は加入前だった森本さん、山口さんはこれがはじめてのオードリーとのロケになる。

ロケの様子をみていてひとつ感じたのは、グループのメンバー同士本当に仲が良いんだろうなってこと。一口に「仲が良い」といっても実に多種多様だし、強く疑ってるわけではないが、アイドルのそういった仲良いアピールというのは一種のファンサービスだと思ってる。いまどきアイドルグループはメンバー同士仲が良くて当たり前なんだろうけど、ことさら日向坂46はそれがグループカラーでセールスポイントでもあるからひと際厳しい視線を向けられることもあるだろう。

車中の3期生たちがオードリーや先輩たちと気づまりなく接していた様子をみてると、シンプルに本当に仲が良いんだろうなと思えた。

一方でそれ以外のメンバーは、ロケの後ろに控え「ロケに合流する権利」をかけて、ロケに対する姿勢や貢献度に応じて与えられるポイントを回収せんと虎視眈々と同行していた。あの光景をみて『有吉の壁』を思い出した人もたくさんいただろう。オープンワールドでその場にあるモノを利用して見どころをつくる、実力者のお笑い芸人さんならまだしも、アイドル相手にいくらなんでもはしゃぎすぎな難易度である

そして、そんな高難易度のお題に対し果敢に挑戦していたメンバーの中でこの人、富田鈴花さんをを語らずしていられようか。。

以前に出演した『あちこちオードリー』にて若林さんから賜った「富田は進行の邪魔をすればいい」の言葉によって自らの使命のピントが合ったことで、それ以降の富田さんの当番組での目を見張る活躍はみなさんの知るところだが、まさかそれがバラエティロケでも貫くとは。

そしてすごいのは、進行の邪魔の成熟度とちゃんとパッケージとして成立したところだった。駐車場で音声さんへの下り(若林さんを確認に振り向いたところが愛らしかった)など、邪魔というにはあまりにもあざやかな手腕だった。このときの富田さんの邪魔はフリオチのボケに迫まろうとする完成度で、若林さんも富田さんの意図をしかと請け負い、最高のツッコミを引き受けてくれた。椅子のくだりのあまりの完成度に20回は戻って見をくりかえしてしまった。

また富田さんがロケの進行を乱す方向ではなく進路すこし逸らそうと邪魔をしていたのは、おそらくロケのスケジュールを鑑みてのことだろう。枠組みはそのままで内容を変える、その熟練度におどろくとともに、”良い邪魔とは?”と向き合った葛藤の歴史もうかがえる。富田さんは努力が実るまでの過程のお手本のように見せてくれて、日向坂46の先頭を引っ張っている。それは渡邉さんの卒業が関係してるのかもしれないし、してないのかもしれない。本人のみが知ることだ。

ファンは元気をもらい応援したくなる好循環が彼女のまわりで起きているに違いない。名前の由来であるサーキット関係のMCに抜擢されるなど、これからの富田さんも素晴らしい景色を次々とみていくんだろうな。

邪魔にもテーマやポリシーがあって、今回のテーマが「へんな気遣い」だったのなら、来週以降も見られるとおもうとワクワクする。

来週もひきつづきロケで事件を起こしていく。どんな可笑しなことが起こるのか、とても楽しみだ。

おしまい。

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