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暮れゆく『日向坂で会いましょう』で遊び影

今年も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

年の瀬迫る師走の日、皆さんいかがお過ごしでしょうか。年末進行で業務に追われ、やっとの思いで帰ってきた部屋を見渡しては”大掃除”の三文字を無視しながら床に就く日々をお過ごしでしょう。ええ、わたしのことです。もう大掃除は諦めました。

白状すると、仕事終わりにとっ散らかった部屋の無残な有様を一瞥しては僅かな自由時間をスイカゲームで溶かす日々を過ごしています。つまり、わたしがすべき大掃除は”スイカゲームのアンインストール”のみであります。3秒で終わります。ムスカの恩赦よりも、パズーの支度よりも早く終わります。

…ごめんなさい、仕事納めしたら真面目にやります。赦してください。

ということで、今回の企画は【2023年を締めくくれ!真夜中の懺悔大会!】。昨年夏に行われ、森本茉莉の萌芽と春日の暴走が記憶に新しい曰く付きの企画。今回は個人的に良い意味で前回を引き継いだ番組内容となっていたと感じた

前回を簡単に振り返ると、懺悔内容に対して軽微なものを要懺悔、重篤なものを無罪放免と判定する逆張り、いわゆる”裏に入った”春日の暴走(とフィクサー・若林の暗躍)により前後不覚に陥った操舵を、春日への高高度からのタライ落としによって一件落着とした。

それを踏まえて今回は導入の段階で逆張りをシステム化したことで、思想や思惑がジリジリと交錯するおかしみ・・・・も味わえる2段階仕上げになっていた。正直、告白した懺悔より権威丸出しで意見を押し付けてくる逆張りオジサンのほうが記憶に残ってる。高圧的なパワハラじみた恐怖というより、つば飛ばして必死に言葉を連ねて正当性を主張しようとする憐れさに無敵の人的な恐怖を感じた。春日は裸の王様がよく似合うひと際可哀そうに見えてくる

このシステム化によって、登壇人数13人に対してO.A.が10人という大量採用(これもシステム化の恩恵だとおもう)も相まって、番組のテンポがとても良くて、30分のあっという間が長く感じた

最後は森本茉莉と実行犯・春日への、犯した罪ほど深い高さからのタライ落としで一件落着と相成った。こういう場面で森本茉莉が選抜されるところは、今年の『日向坂で会いましょう』での彼女の格段の活躍を表しているようだった。今年は何かとスタジオにいることも多かったし、大きく爪痕を残したシーンもよく見た気がする。

今回の『日向坂で会いましょう』のツカミからオチまでの一連の流れは、まるでM-1で注目を浴びた頃のオードリーの漫才のようにシステマチックでドラマチックだった。表面上では見えないところでコソコソと悪巧みして共犯関係を築いたところも、4期生合流が課題だった今年の『日向坂で会いましょう』が育て上げた信頼関係の賜物だとおもえた年内最後にふさわしい回だった。

さいごに、今年も体調不良に見舞われたりしましたが、毎回楽しみにしてくださってる読者の皆様のおかげで、どうにかほぼ毎回更新することができました。2024年もどうにか細々と邁進していく所存でございます。来年もどうぞよろしくお願いします。

おしまい。

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