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https://twitter.com/tyome123 理学部/文系就職/DeNAベイ/キムワイプ元公式キャラクター テクノ君とワイピーちゃんを忘れない会/「ふふっ」とできるようなコンテンツ…にな…る…??

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漫画レビュー:チ。-地球の運動について-の感想。(ネガティブレビュー)

いまさらながらチ。-地球の運動について-を読んだが、全然面白くなかったのでまとめておきたい。ネタバレあり。 別にまとめなくてもいいのだが、世間では絶賛ばかりされてるように感じるので、そうでない意見もあるよ。ということを残しておきたい。 物語の構成とキャラクターの作り方の二点に不満がある。 特に前者に関しては、ずるいというか、卑怯というか、実際の史実や科学への敬意に欠けていて、自分の書きたいテーマを全てにおいて優先していると感じてとても嫌。 じゃあ簡単に書いていく。殴り書

    • 映画レビュー:「THE FIRST SLAM DUNK」(いまさら)

      バスケが本物の試合みたいだとか、いろいろ触れたいことはある。そんな中、私の心が最も動いたのは、リョータが「17年間バスケのことだけ考えて生きてきたんだろうな」と沢北に触れ「お前もそうだろ」と流川にパスを出したシーンだ。 バスケだけが心の支えだったのに、バスケのことが大好きなのに、17年間バスケのことだけを考えて生きてこれなかった自分との比較。羨望、諦念あるいは憎悪。 湘北に入る前なら、今のメンバーに会う前なら、そんな感情が混濁し表出していてもおかしくない。 けれどこれま

      • 映画レビュー※ネタバレあり「ドラえもん のび太と空の理想郷」

        ※めちゃくちゃネタバレするので注意してください※ テーマは「多様性」「個性の大切さ」あたりだろうか。 テーマ的には王道。そしてディストピアが舞台なのでハラハラドキドキの展開にもなる。 しかし、最も気になったのがテーマへのアンサー提示方法だ。 アンサー自体はドラえもんである限り当然一つ。 「みんな違ってみんないい!そのままの君でいいんだよ!」ということで一片の異議も無いが、その提示方法がちょっと残念であった。 他にもうちょっと何かなかったんかと思ってしまう。 この場面、大

        • 長男(小1)はじめての授業参観の話

          長男(小1)が学校でいじめられているかもしれない。 そう思ったのは、小学校入学から3週間ほど経った頃だ。 物はすぐに失くすし忘れるし、加えて挙動も不審なのだ。 箸も水筒も持ち帰らない。 えんぴつは早くも全てがチビているし、消しゴムはぽっきりと半分に折れて真っ黒だ。 上履きは泥水みたいな色が沈着して使い古した雑巾のよう。 赤色だけが半分以上無くなった絵具に、カピカピに固まっている筆。 長男は学校でいじめられているのかもしれない。 このところ心配でずっと胸を痛めていたが、いじ

        漫画レビュー:チ。-地球の運動について-の感想。(ネガティブレビュー)

          書籍レビュー「知ってるつもり 無知の科学」(早川文庫NF)

          「我々は、ただ無知なのではない。自分たちが思うよりもずっと無知なのだ」 第五福竜丸事件を例示しながらの導入に、一気に心を掴まれる。 原子核の発見からたった40年で水素爆弾作製までできる頭脳を持ちながら、爆弾の威力を3倍も低く見積り当日の風向きすら当てられず水爆事故を起こしてしまう愚かな人間。知とは無知とはどういうことか、という質問から本書は始まり、3つの大論点「無知とは」「知識とその錯覚とは」「知識のコミュニティとは」に対し、実際の出来事や論文を引用しながら丁寧に答えていく

          書籍レビュー「知ってるつもり 無知の科学」(早川文庫NF)

          次男(0才)を「ひいき」している話

          次男(0歳)を「ひいき」している。 長男(7歳)、長女(3歳)ももちろん可愛いが、新生児の可愛さは構造が異なっており、結果として「ひいき」せざるを得ない。 同時に、私は竹を割ったことがありそうな男として知られているため、 学校の先生がお気に入りの生徒にだけ優しくするような卑劣なひいきではなく、 正々堂々と正面からひいきをするべきだと考えた。 そのため私は、ひいきを宣言するところから始めた。 「パパは今から、バブー(次男をこう呼んでいる)をひいきします」 と高らかに謳いあ

          次男(0才)を「ひいき」している話

          【書籍レビュー】鳥類学者 無謀にも恐竜を語る 著:川上和人

          近頃、インプットが全然できていなかったので、移動時間等を捻出し、本を読んだ。積読本だった一冊。 鳥類学者 無謀にも恐竜を語る著:川上和人読むのに適した年齢:小学校5年生~大人 面白さ:恐竜に興味がなくても面白い。興味があるなら、なお一層面白い 私はミーハーなので、鳥といえば川上和人、恐竜ならば小林快次、昆虫は丸山宗利と決めている。 ここ数年で恐竜(竜盤類獣脚類)から鳥に進化したという仮説は (ドラえもんの映画でも採用される程に)一般的になってきた中で、「それでは鳥類とし

          【書籍レビュー】鳥類学者 無謀にも恐竜を語る 著:川上和人

          3兄弟の喧騒~バブ辻無惨、死す~

          「バブ辻無惨!お前は存在してはいけない生き物だ!」 帰宅しようと家のドアを開けた瞬間、そう叫びながら、バブ辻無惨(次男:0歳)に飛びかかっていく長男(8歳)が視界に飛び込んできた。 長男の手にはプラレールの線路の長いやつが握られていて、どうやら刀に見立てているようだった。 その奥では、長女(4歳)が竹輪を横向きに咥えて、とんがりコーンを全ての指にはめてウーウー言いながら洗濯籠にしゃがみ込んでいる。 リビングに入ると、疲れ切ったのか、配偶者はぐったりとソファで横わっていて、今

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          収斂進化_長男(3歳)と猪瀬直樹

          長男(3歳)が、自分のリュックに大きなウルトラマン大図鑑を入れて遊びに行くと意気込んでいた。 お気に入りの機関車トーマスのリュックは、四角形の上辺がすぼまるような形で半円状になっているため、「大きくて四角いウルトラマン大図鑑は入らないのではないか」と、否定してみた。 すると彼は、「入るよ!」と叫び、まるで往年の猪瀬直樹のように大図鑑をリュックにギュウギュウと詰め始め、しかも、入った。 そうして、リュックのチャックを閉じ終えるや否や、ドヤ顔でこちらを見てきた。 私は、「将来

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