多井プロ、チョンボ…してなお一流
Mリーグ2024-25シーズン・2024年9月27日第2試合、南2局1本場。
多井プロはこの形でリーチを打ちました。待ちは23467m待ちの5面待ちとなっています。しかしその後に仲林プロから一発で打たれた3mに対して「ロン」と発声し倒牌。多井プロの河には6mが切ってあり、これはフリテンリーチですから、誤ロンとなりチョンボが成立しました。
誤ロンの場合、発声のみであればアガり放棄のペナルティのみで局は続行となります。実際、過去に2023年5月2日の試合で松ヶ瀬プロが誤ってロンの発声をし、アガり放棄になったケースがあります。
しかし、今回のケースでは多井プロが倒牌まで完了しているため、チョンボとなり試合後に個人成績からマイナス20ptされました。加えて、当該局はもう一度最初からやり直しとなります。Mリーグの過去のチョンボについては下記の記事にまとめているので、気になる方はこちらも参照ください。
このページを見ていただけくと分かるのですが、Mリーグで個人成績がマイナス20ptとなるチョンボのケースは過去に2例のみ。それらは魚谷プロ・沢崎プロのノーテンリーチによるものであり、誤ロンによるチョンボはMリーグ初の事例となりました。
この件に関しては、多井プロが直後に検討配信を行っていました。
配信内で多井プロは3mと2mを見間違えたと発言。確かに3mではなく2mを引いてのテンパイ、つまり…
この形のテンパイであれば、待ちは23457mとなり、河に切られている6mはフリテンではなくなります。この間違いをしたということでした。
まあ、多井プロも人間ですからいつかはミスすることもあります。人間そんな日もある…という話ですが、チョンボした後を見ていて、やっぱり多井プロは一流のプロだな、と改めて思わされましたね。
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