瑠美プロの3s放銃のメンタリティ
Mリーグ2023-24・4月18日の第1試合。対局者は多井プロ・岡田プロ・たろうプロ・瑠美プロの4名。瑠美プロは2着目で迎えた南2局。4着目の岡田プロとトップ目の多井プロから2軒リーチが入った。
そのリーチに対して、瑠美プロはこの手牌から3sを打ち出し岡田プロに放銃となった。
3sは多井プロには現物の牌だが、岡田プロには全くの無スジ。2人のリーチに対して同時に警戒するのであれば、他の牌を選びたいように見える。そんなこともあってか、Xではこの放銃それなりに話題に上っていた。
筆者自身もなぜここで3sを選択したのか気になっていたのだが…風林火山の公式チャンネルにて公開されていた控え室動画にて瑠美プロが打牌理由を語っていた。
理由として瑠美プロは、(岡田プロの)リーチの一発目に掴んだ3sを真っ直ぐ打っていたらどうなったかを試したかった…という旨の発言をしている。今ひとつ理解しにくかったが…要するに流れ論的な解釈でいいのだろうか。少なくとも数学的・統計的な理由でないことは確かと思われる。
この場面をNAGAにて解析してみると以下のようになる。
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