高宮プロ奇跡のトイトイを考える
Mリーグ2023-24・4月19日の第2試合、Mリーグ史でも中々見ないとんでもないアガりが高宮プロに生まれた。オーラスの場面、高宮プロは2着の太プロと1300点差、トップの小林剛プロとは2900点差という僅差の3着。
トップ目の小林プロはサクッと2-5mのピンフテンパイを入れてダマ。勝負は決したかに思われた。しかし、高宮プロがこの局面から東をポン。
そのままトイトイへ向かい、小林プロから2600直撃でなんとトップを獲得したのである。手牌は4トイツでリャンメンは3つ。チートイツもメンツ手も色々と見える難しい手牌だ。それをまさかトイトイにしてアガりきるとは驚きである。
ただこのトイトイ仕掛け、X上では批判している人も一定数存在した。トイトイでアガりきれたのは結果論で、実際はスルーした方がよい、と。
もともと麻雀というゲームは正しく打っても勝ちきれるか分からないゲームだから、結果論でもなんでも勝ったことは褒められるべきであろう。とはいえ、それとは別で卓上の真理を追い求めていくこともまた必要である。
というわけで、NAGA解析の結果を見ながら個人的にこの東ポンからの仕掛けについて考えてみる。まず東ポンをNAGAがどう考えているか見てみよう。解析の結果は以下の通り。
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