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NAGAやmortal...麻雀AIを用いた勉強法の注意点

近年は話題のChatGPTなど、AIが全盛の時代を迎えつつある。もちろん麻雀AIも日々進化を見せている。麻雀のAIもSuper phoenixやmortal、NAGAなど様々だ。

一般に麻雀AIはネット麻雀などで得られた膨大な量の対局データから、勝ちやすいと思われる打牌を学習する。その結果と我々が打つ麻雀の打牌を比較して、推奨する打牌を教えてくれる…といったところだろう。

本noteにおいてはNAGAを用いて、Mリーガー達の打牌の検討を行っている。NAGAが他のAIと比較して便利なところは自身のNAGA度を算出してくれる点だ。

NAGA度とは実際の打牌とNAGAが選択する打牌の差異を数値化したもので、値が高いほどNAGAに近い打ち方である、ということが評価できる。もちろんNAGA度が全てではないが、ラス回避麻雀においてNAGAは人間のトップクラスに対し互角以上の実力を持っているため、高ければネット麻雀などのフィールドでは安定した成績を残しやすい、といえる。

さてNAGAに限らず、この麻雀AIは現在麻雀の勉強手法の1つとして用いられることが増えてきている。筆者がTwitterを少し見ているだけでも、雀魂などの牌譜を麻雀AIに読み込ませて、自身の打牌とAIの打牌の差を比較して振り返る…といったことをしている人が散見される。

もちろん麻雀の振り返りを自分だけでできればそれに越したことはない思うが、そう簡単ではないのが麻雀というもの。麻雀の勉強法の一つとしてこれからも利用する人は増えていくだろう。

だが、実はその一方で麻雀AIの打牌を正しいと盲信するようになってしまうと、逆に自身の麻雀に悪影響となり、麻雀が弱くなってしまう可能性がある。本記事では麻雀AIを用いて勉強を行う際の注意点についてまとめていきたい。

参考にしすぎない

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